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【ヤンデレ】異性と仲良くなりたくて自己啓発セミナーに参加したら、講師の個別指導を受けることになって…
written by Cybistar
  • ヤンデレ
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  • 講師
  • カルト
  • イケメン女子
  • 年上
  • 洗脳
  • 色仕掛け
公開日2023年03月15日 17:00 更新日2023年03月16日 00:41
文字数
2262文字(約 7分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
セミナー参加者
視聴者役柄
セミナー講師
場所
現代日本
あらすじ
学生時代のいじめ経験から、他人とまともに友人関係を築くことができなくなってしまったあなた。その影響で異性とも全く話せず、彼女がいないことをコンプレックスに思っていたあなたは、参加者に女性が多いことで有名なとある講師のセミナーに参加する決意をする。セミナーの受講中に少しずつ他人への不信感や恐怖心を克服してきたあなただったが、セミナー終了後に講師から二人きりで話がしたいと言われ、とある場所に連れて行かれる。すると…

〚補足〛
劇中では、「セミナー」や「講座」という単語は使わず、「チャレンジ」という表現が使われており、参加者のことも「メンバー」と呼称しています。
本編
【セミナー会場の部屋にて】

……なるほど
とても興味深い話だったよ、どうもありがとう!

[SE:講師が拍手をする]

皆も、彼女に拍手を送るんだ!

[SE:大人数による拍手]

……ありがとう!
陰口を言われていた相手との仲違い、か
キミは今、自分が体験したことを「くだらない、小さな出来事だ」と卑下していたが、私はそうは思わない

その友人と仲違いしたことが次第に大きな後悔となってキミを苦しめ続け、職務や私生活にもネガティブな影響を及ぼしているんだよね?

だったら、それはキミにとって非常に重要な、大きな出来事だったんだよ
自分が間違っていたと思うなら、しっかりとこの失敗から学び、次に活かすべきだ
思い込みで判断してはいけない
反省と分析を繰り返し、また同じような状況になった時に、仲違いではなく相手を赦し、互いを褒め称えられるような関係へ昇華させていくことで、キミは人間として大きな進歩を遂げるだろう!

いいかい、皆!

偏見や思い込みは私達の最大の敵だ!
そういった、自分の視野を狭める敵に惑わされてはいけない
過去から逃げるな!
失敗を受け入れ、何でも学ぼうとする意欲を持て!

なに、難しいことなんかじゃない
現にキミ達は今、自分の失敗を克服するためにこのチャレンジの場に足を運んでいるじゃないか
今の時点でも、キミ達は他の何もしていない連中より遥かに先のステージに足を踏み入れている

そのまま前だけを見据え、成功している未来の自分を想像し続けるんだ!
そうすれば、自ずと扉は開けるだろう!
これは決して、遠い将来の話ではない

私は今日、このチャレンジに参加してくれた皆と、5年後……いや3年後、ともに苦況を乗り越え、栄光を掴み取った戦友として再会出来ると信じている!
来たるべきその時まで、直向きな努力を続けて互いを高め合い、勝利の美酒を酌み交わそうじゃないか!

[SE:会場中から拍手と大歓声が沸き起こる]

ははは……ありがとう、皆!
それでは、丁度時間も来たようだし、今回はこの辺にしておこう
初めて参加してくれたメンバーも、挑戦を続けてくれているメンバーも、忙しい中でチャレンジを行うという選択をしてくれたことに本当に感謝しているよ
今日は皆、この長時間弱音も吐かずによく頑張った!
キミ達との話し合いを経て、私も非常に有意義な時間を過ごすことができたよ
また、次のチャレンジで会おう!

何か聞きたいことがあるメンバーは、何でも聞きに来ていいからね

あ……そうだ

そこの黒いタートルネックを着ているキミ
そう、キミだ

あとで話しておきたいことがある
少しの間だけ、外で待っていてくれないか?

……はは、ありがとう
それじゃあ、またあとで!





――――――
【暫く経った後】

[SE:あなたと講師が二人で歩いている]

この部屋だよ

[SE:講師が部屋のドアを開けて、二人が中に入る]

はい、そこに座って

……キミは確か、今回が初めての参加なんだよね?
いや〜、素晴らしいチャレンジだった!
学生時代にいじめを経験し、対人恐怖症を発症して人を信じることができなくなってしまったというメンバーは今まで沢山見てきたが…
それが原因で女性ともまともに話すことができず、生まれてこの方一度も彼女ができてたことがない、という非常に話しづらいような悩みまで打ち明けてくれたのは、キミが初めてだよ

はは……恥ずかしがることじゃない
それはキミがしっかりと、自分の過去や失敗と向き合い、前へ進もうとしている証拠だよ

今日のチャレンジの中でも、キミは途中から他のメンバーと熱い議論を交わし、フィードバックを行えていたじゃないか
キミはもう既に昨日の自分よりも前に進んでいる
もっと自分に自身を持つんだ

しかし、このチャレンジは友人の誘いで参加するメンバーが多いのだけれど……人と話すことが苦手だったというなら、キミは口コミを見たりして、ここに来ようと決めてくれたのかい?

……そうか
それは、果たして今言ったような悩みを克服するため「だけ」が目的だったのかな?
他に何か別の狙いがあったんじゃないか?

ふふ……大丈夫だよ
どんな動機であれ、自分を変えようとしていることに変わりはない
わざわざ二人きりの場を設けたんだ、正直に言ってみてくれ

……うんうん
やっぱりそうだよね

……いや、不純な動機なんかじゃない
だってキミは、女性と付き合いたいのに話すことすらできない、というのが悩みだったんだろ?
それなら、「他のメンバーの女性と仲良くなりたくて参加した」というのは、むしろ真っ当な理由じゃないか

自分の悩みを克服するために、少しずつ段階を踏んで計画的に進歩していこうというその姿勢……尊敬に値するよ

だからこそ、私もキミの進歩を手助けしてあげないとね

[SE:講師があなたの上に乗る]

おいおい、どうして嫌がるんだ?
キミを手助けすると言っているだろう

ふふ……私の主催するチャレンジの場には、講師である私自身が女性ということもあってか、男女問わず参加可能と謳っているにも関わらずメンバーもかなり女性が多いんだ
だから、その噂を聞いてキミのように女性と仲良くなりたいという思いで参加しに来る男性も少なからずいるのさ

当然、それが本人達の成長につながるのだから、メンバー同士でのやり取りに特に制限は設けていない

でも……キミはダメだ
キミは、私と一緒に成長しなければいけない

さあ…勇気を出して、キミ自身の手で私を抱き寄せてみて

……何を躊躇しているんだ
今日一日、自分が成し遂げたことを無駄にしたいのかい?

[SE:あなたが講師を抱き寄せる]

……ふふ、そう!それだよ!
その気持ちこそが、キミを進化させるきっかけになるんだ!

素晴らしい…!

それじゃあ、このままもっと先まで行ってみようか

キミの更なる成長のために…ね♡


――END――
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ヤンデレ】異性と仲良くなりたくて自己啓発セミナーに参加したら、講師の個別指導を受けることになって…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
Cybistar
ライター情報
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