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片思いに疲れた僕を慰めてくれる義理の姉と絶対に朝を迎える
written by 白上
  • ラブラブ
  • 甘々
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1094文字(約 3分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
指定なし
本編
(弟が自室を訪ねてきます。ドアを開ける音があっても良いです)
あれ、どうしたの、こんな時間に。……ううん、大丈夫だよ、ちょうど弟くんに構われてほしいところだったの。だから廊下にいないで部屋に入ってきて?

(「おいで」の後に言葉でもぎゅーと言っても良いですが、抱き合ったことによって近づいた距離感を声の近さで表現します)
ほら、こっち。ベッドに……わたしの隣に来て? やなことがあったの? ぎゅーしよっか。おいで……?

……お姉ちゃん良いにおい? ……嬉しいな。……何があったの? ……あっ、離れるの? ……そうなんだ、ぎゅーしたままじゃ話しにくいことなんだね。

それで、何があったの? うん。……うん。……そっか、片思いは相手に振り回されちゃって疲れちゃうよね。思わせぶりだったり、かと思えば雑に扱われたり、そんなだからそのことは考えないようにしようと思っても頭から離れなかったり……。

それで疲れちゃったんだね。かわいそうに。……でも、だからぎゅーしたままじゃ後ろめたかったんだ? その子とわたしに。
……お姉ちゃんにはぜんぶお見通しだよ。もうぎゅーしちゃったけどね。……いけないんだ。弟くんはその子のことが好きなのに。

……そんな顔しないの。意地悪してごめんね? よしよし……ほんとは大丈夫だよ。弟くんは生きてるだけで正解だから。怒ったりしないよ?

だから、ね? ぎゅーの続き、していいよ……? ん……よしよし……よしよし……元気になってね。お姉ちゃんには何も遠慮しなくていいんだよ。

……好きって言ってほしい? うん、わかった。寂しかったんだもんね?
好き。好き好き。弟くん大好き。ほんとに大好きだよ。弟くんが他の女の子のことが好きでも、わたしは弟くんのことが一番大好き。

(またいったん離れて)
落ち着いてきた……? ……そんな、わたしは怖くないよ。ただお姉ちゃんとして、弟を溺愛(できあい)しているだけで……。

……あ、そうだ。弟くんのことだから、悩んでて最近まともに寝れてないんじゃない? ……やっぱりそうでしょ。それなら膝枕で横になってみる……? ……うん。じゃあ、頭乗せて?

(膝枕をしながら)
お姉ちゃんの太もも気持ち良い……? ……うん? 言い方……? 気持ち良くなかった……? そんなことない? なら良かった。頭も撫でてあげるね。良い子良い子……。

寝られそうかな……? うん……あ、膝枕じゃなくて添い寝にするのでも良いよ? ……それは駄目なの? 駄目じゃないよ? だって、膝枕で寝落ちしても、お姉ちゃんも一緒に寝るんだから。

ひとりにさせられないもん。今夜はわたしが寝かせてあげる。
……動揺してるの? せっかく落ち着いてきたみたいだったのに、大変だね。
でも、弟くんが気の迷いでお姉ちゃんのことを好きになっちゃったりしても、それも正解だよ。なんてね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
片思いに疲れた僕を慰めてくれる義理の姉と絶対に朝を迎える
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
白上
ライター情報
男性向けフリー台本を書いています。有償のご依頼にもとても憧れがあります…!
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