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クリスマスプレゼントな妹
written by 白上
  • ラブラブ
  • 甘々
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1042文字(約 3分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
指定なし
あらすじ
クリスマス当日のお話です。
本編
(久しぶりに実家に帰ってきたあなたは、リビングにいた兄に声をかけます)
ただいま~。あ、お兄ちゃんだ、久しぶり~。
……んん? どうしたの、幽霊かここにいないはずの妹でも見たような顔して。夢でも幻覚でもないよ? 本物のわたしだよ? 触って確かめてみる……?

……ちょっとね、帰ってきてみたんだよ。クリスマスだけどお兄ちゃんどうしてるかなぁ。彼女もいないから寂しがってたり、つらくなってたり、泣いてたりするかなぁって思ってたらいても立ってもいられなくなって。

(謝ったりしているところは、彼女の話を振られて悲しそうな顔をした兄を慰める感じなので煽りなどではありません)
でもお兄ちゃん、ちょっと見ない間にまたかっこよくなったね? 妹の贔屓目(ひいきめ)で見たら好きだし、贔屓目で見ないなら大好きだよ。これは彼女も……ごめんごめん、彼女はいないんだよね、ごめんね、お兄ちゃんよしよし……。

……うん? わたし? わたしも彼氏はいないよ? だって、今でも付き合うならお兄ちゃんが良いなぁって思ってるもん。

だからねお兄ちゃん、お兄ちゃんはわたしに甘えていいんだよ……? クリスマスがつらいよ、寂しいよ慰めてってしてもいいの。久しぶりだからって遠慮しないで……?

……あ、お父さんとお母さんは? 買い物なんだ。じゃあ今はふたりきりで、誰も見てないから……ね? お兄ちゃんおいで……?

(ぎゅーをしているので声は近く)
ぎゅー……よしよし、寂しかったね。大変だったね。わたしがいるからもう大丈夫だよ。いっぱいぎゅーってしてあげるね。……好きだよ、お兄ちゃん。

うん、話聞くよ。……うんうん、お仕事でサンタの帽子を被(かぶ)らされたんだ。……そんな酷いことをされたんだね。かわいそうなお兄ちゃん。かわいそうだから、わたしの胸に顔を埋(うず)めても良いよ? 好きでしょ……? ん、よしよし、よしよし……気持ちの痛いの痛いの飛んでけ。

妹から抜け出せなくなっちゃう、だめになっちゃうねぇ。
でもお兄ちゃんを甘やかすことが妹の務(つと)めで特権だから……ふふ。

……ねえ、お兄ちゃん? お兄ちゃんはわたしに家に戻ってきてほしい? そばにいてほしい? ……そうなんだ、じゃあ、戻ってきてずっとお兄ちゃんのそばにいようかな。クリスマスプレゼントはわたしでいい……?

(最初は笑いながら)
良いって即答なんだ。じゃあわたしね? ……ちゅ。
あーあ、お兄ちゃんがお兄ちゃんじゃなかったら嫌だけど、でもお兄ちゃんじゃなかったら良いのに。

クリスマスも年越しもその先もふたりで過ごそうね。
世の中のカップルが嫉妬するくらいいちゃいちゃしよ……?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クリスマスプレゼントな妹
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
白上
ライター情報
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