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突然抱いて欲しいとお願いしてきて告白してくる友人関係の僕っ娘
written by 白上
  • 告白
  • ボクっ娘
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1402文字(約 4分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女友達
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
(放課後の空き教室で大切な友達である彼といつも通りふたりきりです)
ふたりきり……だね? ……ああ、いつもふたりきりなのは否定しないが。……放課後の校舎の片隅(かたすみ)にある空き教室に若い男女がふたりきり……だね?

……つれないな、若い男女がふたりとくればすることは決まっているだろう。……部活じゃないさ、この集まりは同好会(どうこうかい)ですらないんだし。……安心してくれよ、不純異性交遊(ふじゅんいせいこうゆう)だなんて言い出すつもりはない。

じゃあ何かって? ハグさ。ぎゅーと言ったほうが良いかい? それをしたいと僕は思っている。君はどうかな。

君も男だ、そういったことに興味があるはずで、そういったことに興味があってこそ健全(けんぜん)というものだ。かく言う僕もときどき君のいやらしい視線をこのたわわに実った胸と惜(お)しげもなく晒(さら)した生足(なまあし)にひしひしと感じている。

いや、謝らなくていい。仕様(しよう)のないことさ。それともこう言ったほうが好みかな? ……男の子だもん、しょうがないよね。

(共感とかの部分は冗談を言うように)
だから謝らなくていいと言っているのに。……性欲は誰にでもある。僕だってある。だから理解できる。……君の性欲に共感した! 性欲、わかる~~~! ……すまない、少しからかいすぎたかな。

まぁ、性欲はできる限り満たしたほうが良い。僕だってそうする。満たせるものは満たすべきだ。……いや、性欲の話をしたかったわけじゃないんだ。

時に君、君は彼女がいるんだったかな? ……そうか、いないのか……それは良い。喜ばしいことだ。……ああ、気を悪くしないで欲しい、悪気(わるぎ)はないんだよ。

……満たしたいけど自分ひとりでは満たせないこと、興味だけではどうにもできないことなんだ、ぎゅーというのは。……だから、どうか僕のことを抱いて欲しい。……抱いてくれ。

……嫌なのか? ……嫌じゃないなら、後生(ごしょう)だ。気の迷いでいい、僕に迷ってくれ。

(「女の子に~」の部分は女の子な部分を出す感じで)
……物事の順序(じゅんじょ)のことを言うなら、今だけは順不同(じゅんふどう)で良い。……女の子にここまで言わせておいて、君は僕のことを抱かないって言うのか……?

(ぎゅーされます。距離が近くなるので声も近くなります)
ん……なるほど……こうなのか。……気持ち良いんだな。……ところで、君にちゃん付けで呼ぶように強要(きょうよう)したのはこの僕だが、今度は呼び捨てで呼んでみないか……?

(呼ばれて)
…………ああ、ありがとう。ぎゅーも呼び捨ても君が初めてだ。嬉しいよ、このまま責任を取ってもらいたいくらいには。

……僕と付き合うつもりはないか? 話し方が変だったりもする僕だが、もし付き合ってくれるならきっと君のことを幸せにしよう。君が望むなら、この瑞々(みずみず)しい肉体で君のことを満足だってさせよう。

もし付き合って上手くいかなかったときも心配はいらない。君と僕との友情は不変(ふへん)だ。……だから、明日までに答えを考えておいて欲しい。

(やっとぎゅーをやめます)
……離れるのは名残惜(なごりお)しいが……良い経験だった。今日のこのことを僕は一生忘れないよ。……いいや、気のない男にぎゅーしてほしいなんて言うわけがないだろう。それこそ順序が逆だ、好きだからお願いしたんだよ。

……うん? もう下校時間か。じゃあそろそろ帰ろうか。
駅で別れた後は、せいぜい僕のことを考えて、明日の返事を考えておいて。……さあ、行こう。時間は待ってはくれないからね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
突然抱いて欲しいとお願いしてきて告白してくる友人関係の僕っ娘
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
白上
ライター情報
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