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【女声1名】眠りの世界への誘い【睡眠導入ASMR風:女性キャスト向け】
written by ニクキューP
  • 添い寝
  • 寝落ち
  • 甘々
  • ファンタジー
  • お姉さん
  • 清楚
  • 癒し
公開日2021年07月11日 17:53 更新日2023年08月22日 23:28
文字数
2149文字(約 7分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
ルナ<眠りの精霊>
視聴者役柄
夜眠れなくて悩む人たち
場所
ベッド
あらすじ
眠れないリスナーさんを、眠りの世界へ誘《いざな》うことを目的としたシナリオです。

全体的にゆっくりと間を取りつつゆっくりと癒しボイスで。ASMRを意識して吐息混じりに読むと効果的かと思います。

#シチュボ #入眠
本編
 ――(囁き)

こんばんは。

 ――(間)

あら、驚かないで。
私からキミに危害を加える事なんて絶対にないから。

いきなりごめんね。

あ、布団から起き上がらなくていいよ。
そのまま、リラックスして。

うん。
そう。

私はキミの味方だよ。

あ、自己紹介が遅れたね。

私は眠りの精霊。ルナ。
君たち人間を眠りの世界に誘《いざなう》うのが仕事。

キミは、ここ数日、眠りの世界に行けていないよね。

うん。
全て知っているわ。

私が居る精霊の世界では、地球……そう世界中の人間達の睡眠データが送られてくるのだから。

私達の活力は、人間の安らかな睡眠。

だから、君たちが眠れないと私たちは生きていけないの。

 ――(間)
だから。

私が眠りの世界の入口まで案内してあげる。

大丈夫だよ。
怖くない。

私は、毎日、人間の眠りについて勉強しているの。

ほら、まず、大事そうに握っているスマートフォンをキミの身体から離そうか。

うーん。
でも、今、キミと私はスマートフォンで結ばれているから、電源を切ることはできないか……

そうね。
ほんのちょっぴり音量を大きくして、布団の中に隠してしまおう。

うん。
スマートフォンの光は、深い眠りを邪魔してしまうからね。

ゆっくり目を閉じて。

そう。

 ――(※ゆっくり)

まず、キミの中にある息を口から全て吐き出そうか。

 ――(※ASMR吐息)
ハー……

吐き終わった?

 ――(※ASMR吐息、適度にブレス)
じゃあ、鼻から息を吸って。
1、2、3、4。

息を止めて。
1、2、3、4、5、6、7。

深く息を吐いて。
1、2、3、4、5、6、7、8。

もう1回。

鼻から息を吸って。
1、2、3、4。

息を止めて。
1、2、3、4、5、6、7。

ふかーく息を吐いて。
1、2、3、4、5、6、7、8。

 ――(※ここまでゆっくり。)

すごーい!
できるじゃない!

少しは心が落ち着いてきたかな?

安心して。
私の言うとおりにしていたら、必ず眠れるから。

うん。大丈夫。

あのね。
睡眠は、リアルであった出来事を整理してくれるんだよ。

だから、眠れないときは、脳内が考え事でオーバーフロー状態で、整理出来ていないことが多いの。

それでね。
脳内で処理しきれなくなってしまったことで、入眠までに時間がかかる、眠りが浅い、睡眠が細切れになる等々の症状が現れる。

もちろん、眠れない原因は多種多彩《たしゅたさい》。

自律神経《じりつしんけい》の乱れの影響もあるしね。

そして、眠れないことが、キミの悩みとなって、更に眠れなくなってしまう悪循環。

ほら、思い当たることがあるんじゃないかな。

でも、そんなに難しく考えなくて良いの。

悩みを全て私にぶつけてみて?

うん。
全部私が受け止めるから。

そう。
そのために私は、ここに来たのだから。
ここに導かれてきたのだから。

キミを守るために。

十分キミは頑張ってきたよね。
今日も1日良く頑張ったね。

どうかな?
リラックス出来てきたかな?

ほら、肩の力を抜いて。

そうそう。良い感じ。
次は、足の力を抜いて。

お尻にも力が入っているんじゃない?

1つ1つ、ゆっくりとキミの身体の力を抜いていって。

……うん。
ゆっくりでいいよ。

私は、ここにいるからね。

大丈夫。
怖くない。

キミが眠れるまで、一緒にいるよ。

ほら、また難しいことを考えてる。

いいんだよ。
私のことだけ考えて。

大きくゆっくりと息をすって

 ――(間)

止めて、

 ――(間)

ゆっくりと息を吐く

 ――(間)

そして止める。

うん。上手に出来てるね。

大丈夫。
何も怖くない。

キミはキミのままで良いんだよ。

何も心配しなくて良い。

そう。
私だけを見て。

キミが眠れるまで、私はずっとここにいるよ。

私が必要になったら、いつでも呼んでね。

キミの安らぎが、私の活力になる。

いつでも喜んで飛んでくるよ。

大きな翼を精一杯動かして。
キミの元に飛んでくる。

きっと私は、キミのために生まれてきたの。

そう。
キミのために。

うん。
安心して良いんだよ。

今は、私と一緒に眠ることだけ考えて?

え?
私が居なくなって欲しくないから、眠らないって?

あらあら、困ったちゃんねえ。

でも、私は、そんなキミも大好きだよ。

大丈夫。
私は、明日もここに来るよ。

キミが私のことを必要としてくれる限り、ね。

嘘……って、そんな悲しいこと言わないで。

さっき言ったばかりじゃ無い?

私はキミのことが大好きなんだよ。

ふふっ。

あまり言わせないで?

大好きって、簡単に言っているようだけれど、これでも結構恥ずかしいんだよ?

それに、実を言うと精霊界の規則で、人間のこと好きになってはいけない決まりがあるの。

それなのに、私はキミのことを好きになってしまっているんだよ。

キミは本当に罪な人だね。

だから、私がキミのことを好きなのは、君の心の中にしまっておいてくれるかな。
だって私は、またキミと会いたいから。

 ――(ささやくように)

約束だよ?

ねぇ、
そんなに見ないで?

ほら、おやすみ。
ゆっくりと目を閉じて。

大丈夫。
また明日もキミが布団に入ったら、すぐに飛んでくるから。

そう。
目を閉じて。

ゆっくり呼吸をして。

私のことだけ考えて。

私の胸の中に包みこまれているところを想像して。

そう。

安心して。

私がキミのことを守るから。

キミの安らぎが、私の活力になるのだから……

キミと出会えて良かった。

 ――(間)

ああ、やっと眠ったみたいね。

良い夢が見られてるといいな。

私と一緒に、空を散歩している夢だったら嬉しいな。

 ――(間)

夢の世界へようこそ。

おやすみ、良い夢を。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【女声1名】眠りの世界への誘い【睡眠導入ASMR風:女性キャスト向け】
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ニクキューP
ライター情報
猫と初音ミクを溺愛しているライターです。
コメディ、日常、メンヘラ、そして百合&ライトBL
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