0
【VOL01】リア充爆ぜろ委員会(女声3名)
written by ニクキューP
  • 学校/学園
  • ギャグ
  • 友情
  • 学生
  • 百合
公開日2024年03月08日 20:25 更新日2024年03月17日 11:30
文字数
7909文字(約 26分22秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
3 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
カップルを見たら、どんな手を使っても別れさせろ。
この春、最上級のお嬢様学校の私立慶蘭《けいらん》女子高等学校に入学した由宇《ゆう》と理亞《りあ》。
部活に入らなければならない校則から、2人は「リア充爆《は》ぜろ委員会」に入会する。

<留意事項>
本作は、由宇のセリフ量が圧倒的に多いこともあり、前読みを推奨します。
作者想定で配役していますが、実際の演者様配分は枠主様などにお任せします。
(由宇の語りを別キャストにする等)

★登場人物
〇由宇《ゆう》
:西園寺《さいおんじ》由宇《ゆう》
: 慶蘭女子高等学校 一年生。
: リア充爆ぜろ委員会 副委員長
: 登場人物の中で一番まともで普通の女の子。
: 理亞に誘われ(巻き込まれ)て、委員会に入った。
: 彼氏がいるが委員長には内緒にしている。萌えキャラ。
: ※語り部兼任で配役の配分率が高めです。由宇、由宇(語り部)を別キャスト様で演じて頂いてもOKです。

〇理亞《りあ》
:風祭《かざまつり》理亞《りあ》
: 慶蘭女子高等学校 一年生。
: リア充爆ぜろ委員会 書記
: 好奇心旺盛で、楽しいことが大好き。
: 同級生の由宇のことを引っ張りまわす元気っ娘。
: 彼氏がいるが委員長には内緒にしている。(が、最近別れたいと思っている。)

〇零《ぜろ》
:枯石《かれいし》零《ぜろ》
: 慶蘭女子高等学校 二年生。
: リア充爆ぜろ委員会 委員長
: カップルを憎む。
: 世のカップルの親密度、どれだけ信頼関係が築けているかを推し測ると言う名目で、日々カップルを別れさせる活動をしている。
: リア充爆ぜろと言いつつも彼女がいる。
: 低音ボイス。
: カポエイラ男女混合全日本1位
本編
由宇(語り):ここは私立慶蘭《けいらん》女子高等学校。いわゆるお嬢様学校。
由宇(語り):私は、この春入学したばかりの高校1年生。西園寺由宇《さいおんじゆう》。

由宇(語り):新入生は部活に入らなきゃいけなくて、中学校からの友達の風祭理亞《かざまつりりあ》ちゃんと部活を探しにきた。
由宇(語り):
由宇(語り):それで放課後、たくさんの部室が並んでいる部室棟《ぶしつとう》まで来たのだけれど、特に入る部活を決めていない私たちは、いつの間にか別館まで来てしまったようだ。
由宇(語り):
由宇(語り):別館は薄暗《うすぐらくて》くて、お化けが出そうな雰囲気を醸《かもし》し出している。
由宇(語り):なのに理亞ちゃんったら、全然平気な顔でどんどん奥に進んでいく。

: ――間
由宇:「ねーねー理亞ちゃん、ズンズン先に行かないでよー!」
理亞:「行く行く! だって、なんか面白そう! さあ、いこいこ!」
:
由宇:「ええー絶対やめといたほうがいいよー。なんか怪しいよ?」
理亞:「うーん、だってさ。今まで見た、どの部活もイマイチなんだよねー。」

由宇:「薄暗い中に整然《せいぜん》とドアが並んでるのって、怖くない?」
理亞:「だーいじょうぶだって! さあ。いこいこ!」

由宇:「うう、嫌だなあ……ちょっと待ってよー。」
:
: ――間
理亞:「やや?! リア充爆ぜろ委員会って書いてあるよ! ここ面白《おもしろ》そう!」

由宇:「ねー。怖いよ。やめとこうよう……」
理亞:「名前からして、ぶっ飛んでるよね。説明だけでも聞いていこうよ。」

由宇:「うう……イヤだなあ。」
理亞:「大丈夫だよー。いくら何でも殺されるわけじゃないんだから。コンコン」

由宇:「そーだけどさー。」

: ――間
: ――ドアノック音の後、人を呼ぶ大きめな声
理亞:「あれ? 誰も出てこないな。(ドアノック音)コンコン、コンコン。すみませーん!」

由宇:「まだ誰も来てないみたいだね。さ、帰ろう!」

: ――由宇の言葉をスルー
理亞:「(ドアノブひねる音)カチャ。あ、何かあいてるよ?」
由宇:「ちょっとー。勝手に入っちゃマズいよー!」

: ――部屋に入り呼びかける。
理亞:「いーからいーから。すみませーん! 誰かいませんかー?」
由宇:「理亞ちゃん、怒られるからやめようよー。帰ろうよー。」

理亞:「あ! ホワイトボードに何か書いてある。なになに?

: ――五箇条を読む理亞
理亞: =====
理亞: リア充爆《は》ぜろ委員会五箇条《ごかじょう》
理亞: 1.男女恋愛禁止
理亞: 2.男と話すことも禁止
理亞: 3.むしろ男とは2m《メートル》以上離れろ
理亞: 4.カップルを見たら敵と思え
理亞: 5.カップルを見たら、どんな手を使ってでも別れさせろ
理亞: =====

理亞:「……うわー。すご。」
由宇:「これって私たちが来ちゃダメなところじゃない? だって理亞ちゃん彼氏いるし……」

: ――入り口から叫び声。
零:「彼氏……だと? 誰だ?! 彼氏って言ったやつわああああああっ!」

由宇:「ひゃあ!」

: ――平然と答える
理亞:「やだなあ……? 違いますよー。カレーはおいしいよね。って話をしてたんですよー。」

零:「そうか。……と言うか、お前ら何故ここに居る。何か用か?」

理亞:「委員長さんですか? 私たち入会希望です!」
由宇:「えええええっ?!」

零:「そうかそうか。私が委員長の『枯石零《かれいしぜろ》』だ。よろしくな。」

理亞:「よろしくお願いします! 私は風祭理亞《かざまつりりあ》、この子が西園寺由宇《さいおんじゆう》です。
零:「ああ、よろしく。」

0: ――間(あたりを見渡す理亞)
理亞:「他の委員は今日お休みですか?」

零:「……もう全員出席しているが。」
由宇:「え、でも他に人、いないですよ?」

零:「当たり前だ。なぜなら、私が委員長、かつ委員なのだからな。」

理亞:「うわー。委員会の名前だけで無くて、本人も非リアとかウケる。」

: ――間
零:「なにか言ったか?」
理亞:「いや、別に。」

零:「だったらいいが。で、まず、入会に際して確認だ。お前ら彼氏はいるか?」

理亞:「あははははっ! いる訳ないじゃないっすかー。彼氏居たら、ここに来ないですって~」

零:「そうか。西園寺由宇。お前はどうだ?」

: ――間
由宇:「い、います……」

: ――いらつく零
零:「あ……?」

: ――慌ててフォローに入る理亞
理亞:「いますぇん。いますぇんよなっ?! 由宇!」

0: ――涙声
由宇:「う、うう……」

零:「そうか。だったら、良いんだ。まあ、彼氏が居ても別れさせるけどな! ははははは!」

0:ささやき(独り言)
理亞:「うわーさいてー。」

零:「何か言ったか?」
理亞:「いえ何も。」

零:「よし。2人を委員として歓迎する。」

由宇:「ええーっ?!」

: ――由宇の声を邪魔する
理亞:「ありがとうございます!」

零:「早速だが、2人には今から委員会の仕事をしてもらう。」

由宇:「ええっ! 今から?」

零:「そうだが。何か問題でもあるか?」
理亞:「もちろんありません!」

零:「じゃあ、外に出るぞ。」
由宇:「ええっ! 今から?」

零:「何か問題あるか?」
理亞:「問題ありませーん! さあ、由宇ちゃん行こう行こう!」
由宇:「え、えええ……?」

理亞:「委員長! どこに行くんですか?」
零:「もちろん、リア充撲滅《ぼくめつ》運動だ。」

理亞:「具体的には?」
零:「まあ、説明するより、実際に見た方が早い。」

由宇:「ど、どこに行くんですか? 学校の外出ちゃいましたけど……」
零:「どこも何も、ここだ。」

由宇:「ここって、何も無いじゃないですか!」
理亞:「も、もしかして、あの人たちですか?」

零:「お前、察《さっ》しが良いな。そうだ。あのカップルがターゲットだ。」

由宇:「ダーゲット?」
零:「そうだ。西園寺由宇、あの2人の間を突っ切れ。」

由宇:「え、えええええっ! どういうことですか?!」
零:「だから、ここから走って、あの手を繋《つな》いで歩いているカップルの間に割り込んで、そして走り去れ。」

由宇:「いやいやいやいや、無理ですって!」
零:「何を言っている。これはまだ初級編だ。お前、委員になりたくないのか。」

由宇:「しょ、初級っ! 無理です、やめ……」

: ――由宇の言葉をさえぎる
理亞:「ないよねー。ほらほら、駆け抜けちゃえば一瞬だって!」

由宇:「そんな他人事《ひとごと》だと思ってーっ!」

理亞:「いいからいいから。」

零:「ほら、早くしないと行ってしまうぞ!」

理亞:「目を閉じて走れば怖くないって。」
由宇:「わかったよー。う、うう……ぎゅっと目を閉じて、一気に駆け抜ける……せーの、えいっ!」

: ――間 遠くから走り去った由宇の姿を眺める理亞、零
理亞:「おー、行った行った。」
零:「全く躊躇《ちゅうちょ》してないな。見所あるやつだ。」

理亞:「由宇のやつ、目を瞑《つむ》ってますからね。ヤツは今、無敵モードです。」
零:「なるほど。」

理亞:「うわっ! カップルの間に割って入った!」

零:「カップルの手が、体育祭のゴールテープみたいになってるな。」
理亞:「カップルびっくりしてるわー、そりゃあビックリするかー……あははははっ! ウケる。」

零:「あ、男が西園寺由宇のことを追いかけていくぞ?」
理亞:「あ、ほんとだ。」

零:「大丈夫か?」
理亞:「由宇は、元陸上部で県2位だから大丈夫かと。」

零:「本当だ。どんどん男を突き放していくな。フォームも綺麗だ。」

理亞:「ほーんと、なんで陸上やめたんだろ。」

: ――間
零:「……さて、じゃあ委員会室に戻るか。」

理亞:「え、由宇のこと置いて帰るんですか? ひど。」
零:「だって、大丈夫なのだろう?」

理亞:「まあ、そうなんですけど(間)……帰りますか。」
零:「うむ。」

: ――間←委員会室に戻る
由宇:「ちょっとー! なんで待っててくれないんですか?! 大変だったんですよ!」

零:「期待以上の働きだったな。良くやった。もう大丈夫かと思って退散《たいさん》した。」

由宇:「全然大丈夫じゃないですよー! 殺されるかと思った。」
理亞:「綺麗なフォームで走ってたじゃない。中学時代を思い出したよ。」

由宇:「こんなことで思い出さないで! 男の人に超追いかけられて怖かったしっ!」

零:「無事逃げ切れたようで何よりだ。これで正式に入会を認めよう。」

理亞:「ありがとうございます!」
由宇:「むしろ認められたくなかったよー。」

零:「なにか言ったか?」

理亞:「いえ、何も。」
由宇:「(涙声)うう……。」

零:「で、だ。委員が増えたことで、副委員長を決めたいのだが。」
理亞:「なるほど。お任せください。」

零:「おや、立候補か?」
理亞:「いえ、由宇を推薦《すいせん》します。」

由宇:「ええっ?!」
零:「なるほど。では早速、決《けつ》を取ろう。」

理亞:「ですね。」

零:「由宇を副委員長としたいもの。挙手《きょしゅ》を。」

理亞:「はい! はいはい!」

由宇:「ちょっと! 理亞ちゃんやめて!」

零:「では、過半数を占《し》めたので、由宇くんが副委員長で決定だ。」

由宇:「え、何でですか! 理亞1人しか手を挙げてないですよ!」
零:「いや、私と風祭理亞くんの2票。過半数だ。おめでとう。」

由宇:「おめでたくない! ひどい! 本人の意志は関係ないのですか?!」
零:「当委員会は、民主主義に準じているからな。全ては多数決によって決められる。」

由宇:「そ、そんな!」

理亞:「よかったじゃない。副委員長なんて肩書きだけで実質やることなんて何もないよ。」
由宇:「そんな他人事《ひとごと》だと思って! じゃあ、理亞ちゃんは何をやるんですか?」

零:「えー。風祭理亞くんには書記をやってもらう。」

理亞:「かしこまりました! 委員会の全てを記録に残します!」
零:「おお、それは頼もしいな。」

由宇:「まったく……調子良いんだから。」
零:「さて、役員も決まったことだし、次の活動にはいるか。」

由宇:「ええっ?! まだ何かやるんですか!」
零:「当たり前だろう。『リア充爆ぜろ委員会』の本質を何だと思ってる?」

由宇:「わからないですよ。そんなの……」
零:「そうか。なら教えてあげよう。リア充爆ぜろ委員会、これは世のカップルの親密度、どれだけ信頼関係が築けているかを推し測《はか》る団体である。」

由宇:「え、カップル達を別れさせる団体じゃなくて?」

零:「失礼なことを言うな。彼らが真の愛で結ばれているかを我らが確かめてあげているのだ。」

由宇:「(ささやき声)うわー。うそくさーい……単に僻《ひが》みでしょ?」
理亞:「(ささやき声)まあまあ、そんなのどっちでも良いじゃないか。あまり聞き分けの無いことを言うと、由宇がリア充ってこと、バラす、よ?」

由宇:「そんな! 理亞だって!」

零:「どうかしたか?」

理亞:「いえ何でもないでーす! ところで、委員長に見本を見せて欲しいんですけどー!」
由宇:「そ、そうですよ! やらせてばかりじゃ無くて、自分でやってみせてください!」

零:「うーむ……なるほどな。(間)よし、わかった。」

理亞:「さっすが委員長!」
零:「じゃあ、移動するぞ。」

――間 場面転換
由宇:「ここは?」
零:「夕暮れの人通りの少ない公園。カップルのイチャつきスポットだ。」

理亞:「あーなるほど。カップル、特に男は人通りの少ないところに行きたがりますもんね。」
零:「ああ、性欲の塊《かたまり》だからな。隙あらばイチャつこうとする。」

理亞:「最低ですね。」
零:「だな。よって、成敗《せいばい》する。」

由宇:「成敗?」
零:「まあ、良く見ていろ。」

由宇:「見てますけど……って、なにしてるんですか?」
理亞:「そ、それはペリキュアのお面?!」

由宇:「そんなものつけてどうするんですか!」
零:「ほんの少し危険を伴《ともな》うのでな。」

理亞:「なんか、かっこいい……」
由宇:「いやいやいや! 理亞ちゃん、どんな趣味しているのよ?! むしろ怪しいよ。制服を着てペリキュアのお面つけてるとか!」

零:「何言っているんだ。今度、君たちにもやってもらうからな。」

由宇:「ええっ!」

零:「さて、あそこに木の陰で抱きついているカップルがいるな。けしからん。」
理亞:「けしからん! 委員長! これから何するかわかったもんじゃありません!」

零:「そうだ。だから間違いが起こる前に、未然に防がなければならない。」

由宇:「むしろこっちが間違いを起こそうとしてるんじゃあ……」

零:「何か言ったか?」
由宇:「いえ、なんでもないです……」

理亞:「委員長、どうぞご無事で……!」
零:「ああ。任せろ。」
零:
: ――間 零を遠目に眺める
理亞:「うわー。怪しいなあ……夕暮れ時にペリキュアのお面付けた女子高生とか、普通におまわりさん案件だよね。」
由宇:「そう思うんだったら止めなさいよね。」

理亞:「止めたら、つまらないじゃん。」
由宇:「ひどっ!」

理亞:「ほら、委員長がカップルの背後に回ったよ。」
由宇:「ホントだ。どうするんだろ。間を突っ切るのかな?」

理亞:「それって、さっきの由宇と変わらないでしょ。あれ初級編って言ってたし。」
由宇:「だったら、どうすんだろ。……あっ!」

理亞:「動いた!」
由宇:「なに? あの動き……」

理亞:「立ったまま、右手を地面について……」
由宇:「ええっ?! そのまま足を振り上げた!」

理亞:「で、男の首筋を……蹴りとばしたーっ!」
由宇:「え、なに? 何が起こっているの?!」

理亞:「男、ぶっ飛んだよ?」
由宇:「女の子、ぼー然としてる……」

理亞:「あれ、カポエイラ……だ。」
由宇:「カポ……なに?」

理亞:「カポエイラ! ブラジル生まれのダンス要素が合わさった武術《ぶじゅつ》だよ。」
由宇:「ふーん……聞いたこと無いな。スマホで調べてみよっと。(間)え、え……何? うそっ?!」

理亞:「ね、カポエイラすごいでしょ。」
由宇:「そう言うことじゃないよ! カポエイラ全国大会、男女混合優勝、枯石零《かれいしぜろ》。これって……もしかしなくても委員長?」

理亞:「うそっ?!」
由宇:「彗星《すいせい》の如《ごと》く現れた女子高生。成人男子を次々と倒していく彼女は、まさしくカポエイラ界の星である。うそーーーっ?!」

理亞:「そ、そんなすごい人だったとはっ! サイン貰おうかな。」
由宇:「なに呑気《のんき》なこと言っているの! そんな人が後ろから騙《だま》し討ちとか普通に犯罪でしょ!」

理亞:「そっかー。じゃあ、気づかなかったことにしよう。」
由宇:「そ、そうだね。」

零:「どうかしたか?」
由宇:「え! いつの間に戻ってきたんですか?!」

零:「たった今だが。どうかしたか?」
由宇:「何でもないです!」
零:「そうか。ちゃんと見ていたか?」

理亞:「見てました見てました。あの動き、さすがプロ……」

0: ――プロをかき消すように食い気味に
由宇:「理亞ちゃん!」
理亞:「あ、ごめんごめん。」

零:「ん? どうかしたか?」
由宇:「な、何でもないです! 委員長の素敵な動きに見とれてたってことですよ。」

零:「そうか。それは良かった。スグに君たちも出来るようになるさ。」
理亞:「そんな全国レベルなんて無理ですってー。」
零:「全国……?」

由宇:「理亞ちゃん! えっと、あの動きは全国のみんなに見せたいほどすごかったなって。」
零:「そうか……よく分からんが、ありがとう。」

由宇:「さ、さあ、もう今日は遅いですし終わりませんか?」
零:「そうだな。さすがに遅いし続きは明日にするか。」

由宇:「明日も?!」
零:「委員会なのだから、当たり前だろう。」

由宇:「あー……ですよねー。」
理亞:「明日は由宇も委員長みたいに、すぱーんって!」

由宇:「無理! あんなに足あがらないよ!」
零:「あはははは。まあ、すぐに出来るようになるさ。」

由宇:「いや、出来るようになりたくないんですけど……」

零:「さて、私は待ち合わせがあるから、これで失礼する。」

理亞:「おつかれさまです! って、待ち合わせ……?」
零:「ああ、あそこに迎えにきてる。」

理亞:「ああーホントだ。綺麗な女子ですねー。」
由宇:「あ、確か、生徒会長ですよね。」

零:「そうそう、よく知ってるな。」

由宇:「入学式で挨拶してて、とても綺麗な人だから覚えてました。」
理亞:「生徒会長と仲良いとか、さすが委員長すごいですね!」

零:「仲良いも何も、付き合ってるからな。」
由宇:「付き合ってる! 女同士で?!」

理亞:「まさかの百合……?」

零:「悪いか?」

由宇:「リア充爆ぜろとか言ってるから、ぼっちなのかと。」
零:「何を言ってる。か弱い女の子を男から守るための委員会だ。」

由宇:「なんて都合の良い設定……」

零:「なにか言ったか?」

由宇:「い、いえ何も。」

零:「そうか。では、彼女が待っているから、また明日。部室の鍵閉めておけよ。」

理亞:「はーい。お疲れさまでしたー!」

: ――間 零、退場
由宇:「ねえ、本当にココに入るの?」
理亞:「もちのろん! 今更《いまさら》後戻りできないし、何だか楽しそうじゃん!」

由宇:「だって、私たち彼氏いるしバレたらどうなるか。考えただけでも怖いよ。」
理亞:「だーいじょうぶだって! なんとかなるなる!」

由宇:「その自信はどこからくるんだろう……」
理亞:「最悪、別れちゃえば良いんだし。」

由宇:「え、そう言うもんなの?!」
理亞:「いやー彼氏、何か女々《めめ》しくて、もう面倒くさいんだよね。良いキッカケかも。」

由宇:「ひどっ!」
理亞:「由宇も別れちゃえば良くない? 最近ケンカしたって言ってなかったっけ?」

由宇:「いやいやいや、別れるほどでは(間1秒)ないよ。」
理亞:「そうなんだ。まあ、頑張ってよ。リア充爆ぜろ委員会副委員長!」

由宇:「ああ、そうだったーーーっ! どうしよー!」

0: ――間 本編終わり、エンディング
由宇(語り):と言うわけで、理亞ちゃんに巻き込まれてリア充爆ぜろ委員会に入ることになってしまった。

由宇(語り):むしろ一歩間違えれば、私の方が標的になってしまいそうだ。
由宇(語り):こんな日々が毎日続くと思うと不安しかない。

由宇(語り):何としてもこの委員会から抜け出さなきゃ!


 ――終演――


《ニクキューPプロフィール》
 ライター紹介

《リア充爆ぜろ委員会シリーズ》
【VOL01】リア充爆ぜろ委員会(女声3名)
 →台本へのリンク
【VOL02】リア充爆ぜろ委員会(女声3/男声1)
 →台本へのリンク

《ゆりふわシリーズ》
【百合】【2人用声劇台本】ゆりふわ~ゆるゆるふわふわ百合物語~
 →台本へのリンク
【百合】【2人用声劇台本】ゆりふわ2!~ゆるゆるふわふわ百合物語~
 →台本へのリンク
【百合】【2人用声劇台本】ゆりふわ3!~ゆるゆるふわふわ百合物語~
 →台本へのリンク
ゆりふわ THE FINAL ~ゆるゆるふわふわ百合物語~【女声2名】
 →台本へのリンク

《まりんちゃんシリーズ》
【メンヘラ/女1男2不問1】メンヘラ少女まりんちゃん~ツトムの場合~
 →台本へのリンク
【メンヘラ/女1男2不問1】メンヘラ少女まりんちゃん2~タツヤの場合~
 →台本へのリンク
メンヘラガール魔鈴(まりん)ちゃん♥3~タケシの場合~【メンヘラ/女2男2不問1】
 →台本へのリンク
メンヘラガール魔鈴(まりん)ちゃんR~ワタルの場合~【男2女2不問1】
 →台本へのリンク

《その他/ニクキューP主な台本》
【2~3人用声劇台本】悪役令嬢は年下執事に敵わない
 →台本へのリンク
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【VOL01】リア充爆ぜろ委員会(女声3名)
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ニクキューP
ライター情報
猫と初音ミクを溺愛しているライターです。
コメディ、日常、メンヘラ、そして百合&ライトBL
ゆるふわ台本多め
有償販売利用の条件
基本的に当サイトの利用規約に準じます。
クレジットに「ライター:ニクキューP (Twitter: @tomox9209)」の明記をお願いします。
利用実績(最大10件)
ニクキューP の投稿台本(最大10件)