- ギャル
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1725文字(約 5分45秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ギャル
視聴者役柄
オタクくん
場所
指定なし
あらすじ
貴方はクラスの隅っこでライトノベルを読んでいるようなオタクくん。それなのにいつも絡んでくるギャル3人組。中でも彼女は執拗に貴方をイジってくる。今日も手紙で体育館裏に呼び出された。シチュエーション的には告白だが、きっと罰ゲームに違いない。ならいっそフッてやる……
本編
おっす。オタクくーん♪
遅かったじゃん。ウチ待たせるとかいい度胸してんね。
……ぷっ。(含み笑い)
なに? 焦んなよキョドリすぎ。
別にウチ一人しかいないし。シホもユイもバイトだからさ。
いつもみたいにカツアゲされると思った? ねね、思っちゃった?
つってもオタクくんから巻き上げた金なんかたかが知れてるし。小銭だけ持ってきやがってマジ舐めてるわコイツ。
あーハイハイ漫画にアニメにゲーム代用に貯めてるから…………じゃねーよ。(半ギレ)
オタクくんはもっとウチに感謝しなきゃダメなんだよ?
本当だったら女の子とまったく喋れないまま高校生活終わるんだからさぁ。
あ? 喋ってる?
隣の席の……委員長と……。
…………。
……チッ、お前なんも分かってないのな。
あんなのノーカンでしょ。だって委員長ちゃん、影でオタクくんのこと気味悪がってるし。(ウソ)
マジマジ(大ウソ)。教師とか皆の前でいい子ぶってるだけだって。
「私、こんな冴えない陰キャにも話しかけちゃいます(清楚風)」――みたいな感じで。
ちょ。待って待って。もしかして……ショック受けてる? 自分に脈あると思ってたパターン?
あー違う違う。全然違うから。昨日の放課後だって、ウチ等の絡みからオタクくん助けたのも内申点上げるためだから。
だからオタクくん、アイツの言うこと信じちゃダメだよ。
……まあそんなことは置いといて、本題入ろっか。ウチがココにオタクくんを呼び出した理由。
どうしてでしょーか。お答え下さい。(ノリノリ)
チッチッチッチッチッチッ……ブー! 残念!
放課後。一対一。体育館裏。なーんですぐわかんないかなー。
ウチ考えたんだよね。オタクくん進学するっしょ? そしたらもう会うことも無いだろうしさー。
んで、可哀想なオタクくんの為にご褒美……。
じゃ、じゃ~ん! ウチと付き合える権利を差し上げちゃいまーす!
いやージュース代もそうだし、よく勉強手伝ったりもして貰ってるから特別にっていうか!?(緊張を隠すようにして声高に)
ウチが彼女になればきっと毎日楽しいし、いい想い出になると…………え?(何かに気づく)
なんで……頭、下げてんの……?
ね、ねえ……なんとか言ってよ……。
イヤイヤ。え、なに……ウチ、フラれた? オタクくんに?
…………。
……ふ、フザけんな。
言っとくけど!
コレ、罰ゲームだから!
シホとユイと決めた罰ゲーム! 敗けたら一ヶ月間、お前みたいなクソ陰キャと付き合うっていう最低最悪の罰ゲーム!
一ヶ月間っていうのも別に守る気とか全然無かったから!
手繋いでデートとか、プリクラの中でキスとか、毎晩ラインし合うとかそういうのするつもりねーから! すぐにこっちからフッてやるつもりだったんから!
はぁっ……はぁっ……!
はぁ……な、なんで?(素に戻る)
なんでウチじゃ……ダメなの……?(上擦った声で)
彼女になったらもうイジメたりなんかしないし、もっと優しくもする。それでも……ダメなの?
前さ、ウチとシホとユイだったらウチが好みって言ってたじゃん。
恋愛対象として好きだってことだよね?
あれ、ウソだったの?
…………。
……ぐすっ。(泣き出す)
うぅっ……ううううっ……。
もうやだ……涙でメイク落ち、……拭いてくんなよぉ!
優しくするな……ウチのことフッたくせに……もうあっち行ってよ! イヤダイヤダ聞きたくない!
え?
なんて……?
“最初から罰ゲームだと思ってた”ってこと?
じゃあ……じゃあ罰ゲームじゃなかったらOKしてくれたの? 一ヶ月じゃなくて一生ならいい?
……そうする。
だって罰ゲーム作ったのもウチだし、わざとウチが負けるように仕組んだし。
ウチのこと好き? 他の子より一番? ウチのカレシになってくれる? ホント……に?
(告白する)
……あっ。
結局、告白されちゃった。
オタクくんのクセに生意気。ウチの負けじゃん。
じゃあこれでカレシカノジョだね。手、繋いでいい……かな。
いつも通りでいいって? うん……でも本当はウチ、家だと大人しいし、こういう感じだから……オタクくんの前ではこうしたい。
どこ行こっか。
ウチ、クレープ食べたい。
それからゲームセンター。プリクラ、二人きりで撮りたい。
色んな場所行って、遅くなったらバイバイして、夜中ずっとラインしたい。
いい……よね?
えへへ。ウチだけの、カレシくん……♪
遅かったじゃん。ウチ待たせるとかいい度胸してんね。
……ぷっ。(含み笑い)
なに? 焦んなよキョドリすぎ。
別にウチ一人しかいないし。シホもユイもバイトだからさ。
いつもみたいにカツアゲされると思った? ねね、思っちゃった?
つってもオタクくんから巻き上げた金なんかたかが知れてるし。小銭だけ持ってきやがってマジ舐めてるわコイツ。
あーハイハイ漫画にアニメにゲーム代用に貯めてるから…………じゃねーよ。(半ギレ)
オタクくんはもっとウチに感謝しなきゃダメなんだよ?
本当だったら女の子とまったく喋れないまま高校生活終わるんだからさぁ。
あ? 喋ってる?
隣の席の……委員長と……。
…………。
……チッ、お前なんも分かってないのな。
あんなのノーカンでしょ。だって委員長ちゃん、影でオタクくんのこと気味悪がってるし。(ウソ)
マジマジ(大ウソ)。教師とか皆の前でいい子ぶってるだけだって。
「私、こんな冴えない陰キャにも話しかけちゃいます(清楚風)」――みたいな感じで。
ちょ。待って待って。もしかして……ショック受けてる? 自分に脈あると思ってたパターン?
あー違う違う。全然違うから。昨日の放課後だって、ウチ等の絡みからオタクくん助けたのも内申点上げるためだから。
だからオタクくん、アイツの言うこと信じちゃダメだよ。
……まあそんなことは置いといて、本題入ろっか。ウチがココにオタクくんを呼び出した理由。
どうしてでしょーか。お答え下さい。(ノリノリ)
チッチッチッチッチッチッ……ブー! 残念!
放課後。一対一。体育館裏。なーんですぐわかんないかなー。
ウチ考えたんだよね。オタクくん進学するっしょ? そしたらもう会うことも無いだろうしさー。
んで、可哀想なオタクくんの為にご褒美……。
じゃ、じゃ~ん! ウチと付き合える権利を差し上げちゃいまーす!
いやージュース代もそうだし、よく勉強手伝ったりもして貰ってるから特別にっていうか!?(緊張を隠すようにして声高に)
ウチが彼女になればきっと毎日楽しいし、いい想い出になると…………え?(何かに気づく)
なんで……頭、下げてんの……?
ね、ねえ……なんとか言ってよ……。
イヤイヤ。え、なに……ウチ、フラれた? オタクくんに?
…………。
……ふ、フザけんな。
言っとくけど!
コレ、罰ゲームだから!
シホとユイと決めた罰ゲーム! 敗けたら一ヶ月間、お前みたいなクソ陰キャと付き合うっていう最低最悪の罰ゲーム!
一ヶ月間っていうのも別に守る気とか全然無かったから!
手繋いでデートとか、プリクラの中でキスとか、毎晩ラインし合うとかそういうのするつもりねーから! すぐにこっちからフッてやるつもりだったんから!
はぁっ……はぁっ……!
はぁ……な、なんで?(素に戻る)
なんでウチじゃ……ダメなの……?(上擦った声で)
彼女になったらもうイジメたりなんかしないし、もっと優しくもする。それでも……ダメなの?
前さ、ウチとシホとユイだったらウチが好みって言ってたじゃん。
恋愛対象として好きだってことだよね?
あれ、ウソだったの?
…………。
……ぐすっ。(泣き出す)
うぅっ……ううううっ……。
もうやだ……涙でメイク落ち、……拭いてくんなよぉ!
優しくするな……ウチのことフッたくせに……もうあっち行ってよ! イヤダイヤダ聞きたくない!
え?
なんて……?
“最初から罰ゲームだと思ってた”ってこと?
じゃあ……じゃあ罰ゲームじゃなかったらOKしてくれたの? 一ヶ月じゃなくて一生ならいい?
……そうする。
だって罰ゲーム作ったのもウチだし、わざとウチが負けるように仕組んだし。
ウチのこと好き? 他の子より一番? ウチのカレシになってくれる? ホント……に?
(告白する)
……あっ。
結局、告白されちゃった。
オタクくんのクセに生意気。ウチの負けじゃん。
じゃあこれでカレシカノジョだね。手、繋いでいい……かな。
いつも通りでいいって? うん……でも本当はウチ、家だと大人しいし、こういう感じだから……オタクくんの前ではこうしたい。
どこ行こっか。
ウチ、クレープ食べたい。
それからゲームセンター。プリクラ、二人きりで撮りたい。
色んな場所行って、遅くなったらバイバイして、夜中ずっとラインしたい。
いい……よね?
えへへ。ウチだけの、カレシくん……♪
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