- 嫉妬
- ツンデレ
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2003文字(約 6分41秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
高校から主従関係を結んでいたイジメっ子リア充ご主人様に恋い焦がれている貴方は、次の講義までの待ち時間に見知らぬイケメンと歩いているご主人様を発見してしまう。大学構内では決して話しかけるなというご主人様との約束に背き、二人の間に割って入るようにして気安く話しかけてしまう貴方……
本編
あーわかるわかる。
わたしも好きだなそれ。
ふふっ、すっごく泣けるよねあの映画ぁ~……あ?
あー……。
はぁーっ……。(ため息)
ごめんね。ちょっと知り合い来ちゃった。
違う違う。彼氏とかそんなんじゃないってもう。
ただの高校の同級生。まあ、友達っちゃ友達かなぁ。
三年も同じクラスで、しかも偶然(強調)同じ大学に進学しててね。
ねっ?(こちらに問い掛ける)
そういうことだからまたね。
うん? 次も一緒なんだっけ?
そっかそっか。じゃあ後から行くから席とっててくれると嬉しいな~。
…………。
…………。
………おい。
なんのつもり?
アタシ、誰かと一緒にいる時は話しかけるなって言ったよね。約束、したよね?
なに気軽に「よっ」とか言っちゃってんの。
……きっしょ。ウザ。馴れ馴れしい。
え、なに? それとも………………嫉妬した?(嬉しそうに)
違う? あっそ。
あの人、ゼミとサークルが一緒なの。
受けてる講義もいくつか一緒でさ。よく話すんだ。
アンタと違って趣味が合うっていうか、今みたいに空気とか読めるし、しかもサッカーの選抜推薦で……。
ぷっ……なにその顔。
ねえ、邪魔してやろうとか考えてたワケ?
うぬぼれんなよ駄犬。アンタはアタシの犬でしょ? それ以上でもそれ以下でもない。
お手。
お手だよ早くしろ。
そ。じゃあ次、おすわり。
床が汚いとか関係ない。早く。うわっ、マジで座ったコイツ。
次、回れ。
回れって言ってるの。
一回じゃねーよ回れ回れ回れ!
アハッ! アハハハハハハハハハ!
(一頻り笑った後)
はぁー……面白い。
大学生になっても情けないままだねぇアンタ。
なーんも変わんない。
同い年の女の子にイジメられちゃうザコ。本当どうしようもない。
ははっ。
これからもずっと飼ってやるから、二度となめた真似すんなよ。
とりあえず、こっちから連絡するまで……っと。
誰か来た。
あ? なんかこっち見て……えっ、知り合い!?
嘘つくな。あの子、モデルの……。
ちょっ……。
…………。
…………。
(もどかしそうな息遣いが続き)
…………ぁ。(つい、切ない声が漏れる)
…………。
……んんっ(ちょっとした咳払い)
あっ、はじめまして~。
もしかしてモデルの……あーっ! やっぱり~!
そんな有名人サマと会えるなんて夢にも……。
え? 同じゼミなの……?
す、凄いじゃーん……!
へー……仲良いんだー………ああ、好きな映画やアニメが一緒…………ふーん。(声のトーンが冷めてゆく)
…………。
……あっ、わたしですか?
彼とは高校からの親友なんです。
わたし頭が悪くて、ずっと同じクラスだったからよくノート見せてもらったり。まあ今もなんですけど。学科は違うけど、よく家に来てもらってて。(早口)
えー違いますよー付き合ってませんって。
ふふっ。(こちらに微笑みかける)
ほんとアタシ、彼がいないと何にも出来ないんですよ。
だから頼ってばっかりで……。
サイテーですよねアタシ……多分これからもずっとこうなんだろうなぁー……。
ああっ、もうこんな時間。
よければライン。交換しません?
後でTwitterもインスタもフォローします。
わたし、貴方の大ッファンなんで!
毎日毎日毎日毎日毎日毎日チェックしますから!
はい。じゃあまた。
はい! 今度時間があったらぜひ!
こーら! 君もちゃーんと挨拶するっ!
…………。
…………。
………あのさ。
明日からお昼休み、毎日アタシのとこに来て。
は? 約束? そんなの今どうでもいいんだけど。
目、合わせろよ。
だから……明日から毎日、講義終わったらアタシのとこだって!
アンタは大切なご主人様と大学で出来た薄っぺらい人間関係どっちが大事なの……?
……っ!
アタシでしょ……? なんで今、すぐ即答しなかったの……?
ねえなんで……。
……あ。(スマホの通知に気づく)
向こうからもうフォロー来てる。はや……。
…………。
ちょっと、来て。
こっち。ん……。(手を握り、引き寄せる)
も、もっと寄れっての。
顔近づけて……ほっぺ……。
そう……じゃあ上見て……。
(シャッター音)
……よし。
親友と講義サボリ中……っと。
インスタ投稿完了♪
ふふっ……ははっ……あはははっ!
あの子コレみてどう思うんだろ!
ねえ、どう思う!?
モデルとお話できて嬉しかった?
仲良くなれたとでも思った?
ひょっとして僕のこと好きなのかなーとか思ってた??
仮にそうだったとしてもアタシが全部ブチ壊してやるから。
ホラ、アンタは誰のものか言ってみなさいよ。
貴方様のものですって言え。
もっと大きな声で!
……はい。
そう。それでいいの。
わかればいいから。
…………。
ねえ……。
あの、いつまで手握って……。
は、はあ!? 手汗はアンタのでしょ!
汚ねぇんだよこのっこのっ……!
えへへっ………。
…………。
あっ……んっ、ンンッ!(照れ隠しの咳払い)
は、はぁー……なーんか駄犬のせいでお腹へっちゃった。
え? 次の講義行かなくていいのかって?
いや、サボリ中って書いちゃったし。
それよりどこ行こっか?
えーまたラーメン?
まあいいけどさ。
わたしも好きだなそれ。
ふふっ、すっごく泣けるよねあの映画ぁ~……あ?
あー……。
はぁーっ……。(ため息)
ごめんね。ちょっと知り合い来ちゃった。
違う違う。彼氏とかそんなんじゃないってもう。
ただの高校の同級生。まあ、友達っちゃ友達かなぁ。
三年も同じクラスで、しかも偶然(強調)同じ大学に進学しててね。
ねっ?(こちらに問い掛ける)
そういうことだからまたね。
うん? 次も一緒なんだっけ?
そっかそっか。じゃあ後から行くから席とっててくれると嬉しいな~。
…………。
…………。
………おい。
なんのつもり?
アタシ、誰かと一緒にいる時は話しかけるなって言ったよね。約束、したよね?
なに気軽に「よっ」とか言っちゃってんの。
……きっしょ。ウザ。馴れ馴れしい。
え、なに? それとも………………嫉妬した?(嬉しそうに)
違う? あっそ。
あの人、ゼミとサークルが一緒なの。
受けてる講義もいくつか一緒でさ。よく話すんだ。
アンタと違って趣味が合うっていうか、今みたいに空気とか読めるし、しかもサッカーの選抜推薦で……。
ぷっ……なにその顔。
ねえ、邪魔してやろうとか考えてたワケ?
うぬぼれんなよ駄犬。アンタはアタシの犬でしょ? それ以上でもそれ以下でもない。
お手。
お手だよ早くしろ。
そ。じゃあ次、おすわり。
床が汚いとか関係ない。早く。うわっ、マジで座ったコイツ。
次、回れ。
回れって言ってるの。
一回じゃねーよ回れ回れ回れ!
アハッ! アハハハハハハハハハ!
(一頻り笑った後)
はぁー……面白い。
大学生になっても情けないままだねぇアンタ。
なーんも変わんない。
同い年の女の子にイジメられちゃうザコ。本当どうしようもない。
ははっ。
これからもずっと飼ってやるから、二度となめた真似すんなよ。
とりあえず、こっちから連絡するまで……っと。
誰か来た。
あ? なんかこっち見て……えっ、知り合い!?
嘘つくな。あの子、モデルの……。
ちょっ……。
…………。
…………。
(もどかしそうな息遣いが続き)
…………ぁ。(つい、切ない声が漏れる)
…………。
……んんっ(ちょっとした咳払い)
あっ、はじめまして~。
もしかしてモデルの……あーっ! やっぱり~!
そんな有名人サマと会えるなんて夢にも……。
え? 同じゼミなの……?
す、凄いじゃーん……!
へー……仲良いんだー………ああ、好きな映画やアニメが一緒…………ふーん。(声のトーンが冷めてゆく)
…………。
……あっ、わたしですか?
彼とは高校からの親友なんです。
わたし頭が悪くて、ずっと同じクラスだったからよくノート見せてもらったり。まあ今もなんですけど。学科は違うけど、よく家に来てもらってて。(早口)
えー違いますよー付き合ってませんって。
ふふっ。(こちらに微笑みかける)
ほんとアタシ、彼がいないと何にも出来ないんですよ。
だから頼ってばっかりで……。
サイテーですよねアタシ……多分これからもずっとこうなんだろうなぁー……。
ああっ、もうこんな時間。
よければライン。交換しません?
後でTwitterもインスタもフォローします。
わたし、貴方の大ッファンなんで!
毎日毎日毎日毎日毎日毎日チェックしますから!
はい。じゃあまた。
はい! 今度時間があったらぜひ!
こーら! 君もちゃーんと挨拶するっ!
…………。
…………。
………あのさ。
明日からお昼休み、毎日アタシのとこに来て。
は? 約束? そんなの今どうでもいいんだけど。
目、合わせろよ。
だから……明日から毎日、講義終わったらアタシのとこだって!
アンタは大切なご主人様と大学で出来た薄っぺらい人間関係どっちが大事なの……?
……っ!
アタシでしょ……? なんで今、すぐ即答しなかったの……?
ねえなんで……。
……あ。(スマホの通知に気づく)
向こうからもうフォロー来てる。はや……。
…………。
ちょっと、来て。
こっち。ん……。(手を握り、引き寄せる)
も、もっと寄れっての。
顔近づけて……ほっぺ……。
そう……じゃあ上見て……。
(シャッター音)
……よし。
親友と講義サボリ中……っと。
インスタ投稿完了♪
ふふっ……ははっ……あはははっ!
あの子コレみてどう思うんだろ!
ねえ、どう思う!?
モデルとお話できて嬉しかった?
仲良くなれたとでも思った?
ひょっとして僕のこと好きなのかなーとか思ってた??
仮にそうだったとしてもアタシが全部ブチ壊してやるから。
ホラ、アンタは誰のものか言ってみなさいよ。
貴方様のものですって言え。
もっと大きな声で!
……はい。
そう。それでいいの。
わかればいいから。
…………。
ねえ……。
あの、いつまで手握って……。
は、はあ!? 手汗はアンタのでしょ!
汚ねぇんだよこのっこのっ……!
えへへっ………。
…………。
あっ……んっ、ンンッ!(照れ隠しの咳払い)
は、はぁー……なーんか駄犬のせいでお腹へっちゃった。
え? 次の講義行かなくていいのかって?
いや、サボリ中って書いちゃったし。
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えーまたラーメン?
まあいいけどさ。
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