- ヤンデレ
- 花屋
- お姉さん
- 記憶操作
- 監禁
- 虐待
- 拘束
- 洗脳
公開日2022年12月29日 17:00
更新日2022年12月26日 03:23
文字数
2200文字(約 7分20秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
近所の花屋のお姉さん
視聴者役柄
親に虐待されている少年
場所
現代日本
あらすじ
両親から虐待を受け、よく家を飛び出して近所の公園に行っているあなたと、そんなあなたを心配してくれる花屋のお姉さん。ある日、あなたがボロボロの体で公園に行っているのを見たお姉さんは我慢しきれず、あなたを助けると言い出すが…
本編
【公園にて】
うんうん……偉いね
誰にも相談できないのに、キミは一人でよく頑張ったよ
今日からは私の家で暮らしていいからね
あはは…大丈夫
学校の方には私から事情を説明しておくから
毎日家でお父さんとお母さんがキミにどんな酷いことをしてるのかがわかったら、誰もキミがズル休みしてただなんて思わないよ
……え?
なんでキミの通ってる学校がわかったかって?
それは、その…えーっと……
[SE:ノイズが走る]
っ!
あれって、キミのお父さんとお母さんだよね!?
ほら、こっちに指差して走ってきてる!
まずい、早く逃げないと!
[SE:あなたとお姉さんが走って逃げる]
――――――
【道】
[SE:あなたとお姉さんが走っている]
こっち!
はぁ…はぁ、はぁ…!
まだ、まだ足を止めちゃだめだよ!
ここで止まったら、キミはまたあの人達に捕まって、家に連れ戻されちゃう!
こっちの……広くて、人が多い通りに来て!
[SE:更に速く走る]
はぁ…はぁ……
もうちょっと、もうちょっとだからね
あの人達は……よし、まだ来てない!
今のうちに、そこの角を曲がって路地裏に入っちゃうよ!
――――――
【暫く走った後】
ふぅ……
流石にここまで来れば、もう向こうも追っては来れないはず…
大丈夫?怪我はない?
あっ…手首のとこ、ちょっと赤くなっちゃってる
…ごめんね
走ってる間ずっと手引っ張ってたから、すごく痛かったよね
あの人達からキミを守ろうとして、逆に傷つけちゃうだなんて…
私の家に着いたら、キミのお父さんとお母さんにやられた所と一緒に、すぐに全部手当てしてあげるからね
…全然大袈裟じゃないって!
自分の両親から毎日暴力を振るわれて、その上ちゃんとしたご飯も食べさせて貰えずにこんなに痩せ細っちゃって…
誰がどう見たって、普通の家族じゃないよ
いつも私の花屋の前を走り抜けて、あの公園に行って蹲ってるキミを見かけると、また何かあったんだろうなって心配になってたの
その後にお父さんやお母さんがキミを探しに来て、無理矢理家に連れて帰っても、またすぐに新しい傷を作って公園に来てたよね
自分の子供をおもちゃみたいに扱うキミの親を、私は本当に許せないよ
今まではキミが傷付くのを何もできずに見てただけだったけど…
今日、全身痣だらけで泣きながら走っていったキミを見て、もう我慢できなくなっちゃって
私がキミを親から守ってあげないと、って思ったの
そしたら、あの人達に見つかってこんな所まで引っ張って来ちゃって……本当にごめんね
でも、姿は見えなくても、まだこの辺りを探してるだろうから、油断はできないよ
なるべく人が通らない道を、ゆっくり慎重に歩いていかないとね
お店のことなら、心配しないで
お花より、今はキミの体を治療してあげることの方が大切だから
学校の皆だって、きっと早く元気なキミに会いたいんじゃないかな
だってキミ…もう何週間も学校行けてないんでしょ?
学校の教師は何もしてないみたいだけど…私が担任の先生だったら、すぐに家庭訪問して虐待の証拠も押さえてあげられるのに
……え?
学校のことはさっき、キミが話してくれたじゃない
皆何もわかってくれない、助けてくれなくて辛かったって
……教師のことまでは言ってない?
[SE:ノイズが走る]
あっ…お、落ち着いて!
深く息を吸って、ゆっくり吐いて……
キミは親から虐待されていて、それで私がキミを助け出したんだよ
これは間違いなく事実なの
ね?
……それでも話してないことまで全部知ってるのはおかしい?
あっ、ダメ!
呼吸を乱さないで、しっかり息を吸って――
(途中で声が途切れる)
――――――
【沢山の機械がある部屋】
[SE:警報音(ブザー音)が鳴っている]
…あーあ
また、目覚めちゃったね
……ここがどこかわからないのかな?
そっか…やっぱり、何回上書きに失敗しても、記憶の部分消去は上手くできるんだ
ううん、なんでもないよ
今回は成功すると思ったんだけどなぁ
あのまま私の家に行って、キミが眠ってくれれば完璧だったのに
……あー、私の頭についてるこのコードみたいなの?
これはね、人の意識を強制的に仮想現実の世界に接続するためのものなんだ
言ってることがわからない?
簡単に言うと、夢の中に無理矢理人を飛ばすための機械、ってこと
自分では見えないだろうけど、キミの頭にも同じのがつけてあるんだよ
だから私達は、二人で同じ夢を見ていられるの
まあ、毎回キミだけ最初にちょっと記憶を消されてから始まるんだけどね
……あはは、無理無理
キミの力じゃ、その拘束は解けないよ
元々虐待されて弱ってたわけだし
……うん?
さっきのは全部夢で合ってるよ
私は花屋さんじゃないし、キミとあんな風に一緒に過ごしたこともない
でも…さっき夢の中で言ったけど、キミが両親に虐待を受けていたのは事実
それであの人達がお金に困ってキミを悪い大人に売ろうとしていた所を、私が買い取って助け出してあげたんだ
なのにキミは、私をあの人達と同じだって言って反抗するんだもん
だからこうやって、私がキミを救ってあげた「事実」を教えてあげてるんだよ
どれだけ説明しても、また全部忘れちゃうんだろうけど
それにしても、近所の花屋はちょっと設定が難しかったかな〜…
学校でのキミの状況を知っている人だから…
やっぱり、また担任の先生がいっか!
さっき一回やって失敗しちゃったけど、次は間違えないように気を付けるから!
次こそ、ちゃんと本当のことを思い出して、私にありがとうって言えるようになろうね♡
それじゃあ…
[SE:お姉さんがキーボードを打つ]
私の方の設定を変更して…っと
ちょっとビリッとするけど、すぐに痛みは無くなるから我慢してね
[SE:電流が流れる]※省略も可能
――END――
うんうん……偉いね
誰にも相談できないのに、キミは一人でよく頑張ったよ
今日からは私の家で暮らしていいからね
あはは…大丈夫
学校の方には私から事情を説明しておくから
毎日家でお父さんとお母さんがキミにどんな酷いことをしてるのかがわかったら、誰もキミがズル休みしてただなんて思わないよ
……え?
なんでキミの通ってる学校がわかったかって?
それは、その…えーっと……
[SE:ノイズが走る]
っ!
あれって、キミのお父さんとお母さんだよね!?
ほら、こっちに指差して走ってきてる!
まずい、早く逃げないと!
[SE:あなたとお姉さんが走って逃げる]
――――――
【道】
[SE:あなたとお姉さんが走っている]
こっち!
はぁ…はぁ、はぁ…!
まだ、まだ足を止めちゃだめだよ!
ここで止まったら、キミはまたあの人達に捕まって、家に連れ戻されちゃう!
こっちの……広くて、人が多い通りに来て!
[SE:更に速く走る]
はぁ…はぁ……
もうちょっと、もうちょっとだからね
あの人達は……よし、まだ来てない!
今のうちに、そこの角を曲がって路地裏に入っちゃうよ!
――――――
【暫く走った後】
ふぅ……
流石にここまで来れば、もう向こうも追っては来れないはず…
大丈夫?怪我はない?
あっ…手首のとこ、ちょっと赤くなっちゃってる
…ごめんね
走ってる間ずっと手引っ張ってたから、すごく痛かったよね
あの人達からキミを守ろうとして、逆に傷つけちゃうだなんて…
私の家に着いたら、キミのお父さんとお母さんにやられた所と一緒に、すぐに全部手当てしてあげるからね
…全然大袈裟じゃないって!
自分の両親から毎日暴力を振るわれて、その上ちゃんとしたご飯も食べさせて貰えずにこんなに痩せ細っちゃって…
誰がどう見たって、普通の家族じゃないよ
いつも私の花屋の前を走り抜けて、あの公園に行って蹲ってるキミを見かけると、また何かあったんだろうなって心配になってたの
その後にお父さんやお母さんがキミを探しに来て、無理矢理家に連れて帰っても、またすぐに新しい傷を作って公園に来てたよね
自分の子供をおもちゃみたいに扱うキミの親を、私は本当に許せないよ
今まではキミが傷付くのを何もできずに見てただけだったけど…
今日、全身痣だらけで泣きながら走っていったキミを見て、もう我慢できなくなっちゃって
私がキミを親から守ってあげないと、って思ったの
そしたら、あの人達に見つかってこんな所まで引っ張って来ちゃって……本当にごめんね
でも、姿は見えなくても、まだこの辺りを探してるだろうから、油断はできないよ
なるべく人が通らない道を、ゆっくり慎重に歩いていかないとね
お店のことなら、心配しないで
お花より、今はキミの体を治療してあげることの方が大切だから
学校の皆だって、きっと早く元気なキミに会いたいんじゃないかな
だってキミ…もう何週間も学校行けてないんでしょ?
学校の教師は何もしてないみたいだけど…私が担任の先生だったら、すぐに家庭訪問して虐待の証拠も押さえてあげられるのに
……え?
学校のことはさっき、キミが話してくれたじゃない
皆何もわかってくれない、助けてくれなくて辛かったって
……教師のことまでは言ってない?
[SE:ノイズが走る]
あっ…お、落ち着いて!
深く息を吸って、ゆっくり吐いて……
キミは親から虐待されていて、それで私がキミを助け出したんだよ
これは間違いなく事実なの
ね?
……それでも話してないことまで全部知ってるのはおかしい?
あっ、ダメ!
呼吸を乱さないで、しっかり息を吸って――
(途中で声が途切れる)
――――――
【沢山の機械がある部屋】
[SE:警報音(ブザー音)が鳴っている]
…あーあ
また、目覚めちゃったね
……ここがどこかわからないのかな?
そっか…やっぱり、何回上書きに失敗しても、記憶の部分消去は上手くできるんだ
ううん、なんでもないよ
今回は成功すると思ったんだけどなぁ
あのまま私の家に行って、キミが眠ってくれれば完璧だったのに
……あー、私の頭についてるこのコードみたいなの?
これはね、人の意識を強制的に仮想現実の世界に接続するためのものなんだ
言ってることがわからない?
簡単に言うと、夢の中に無理矢理人を飛ばすための機械、ってこと
自分では見えないだろうけど、キミの頭にも同じのがつけてあるんだよ
だから私達は、二人で同じ夢を見ていられるの
まあ、毎回キミだけ最初にちょっと記憶を消されてから始まるんだけどね
……あはは、無理無理
キミの力じゃ、その拘束は解けないよ
元々虐待されて弱ってたわけだし
……うん?
さっきのは全部夢で合ってるよ
私は花屋さんじゃないし、キミとあんな風に一緒に過ごしたこともない
でも…さっき夢の中で言ったけど、キミが両親に虐待を受けていたのは事実
それであの人達がお金に困ってキミを悪い大人に売ろうとしていた所を、私が買い取って助け出してあげたんだ
なのにキミは、私をあの人達と同じだって言って反抗するんだもん
だからこうやって、私がキミを救ってあげた「事実」を教えてあげてるんだよ
どれだけ説明しても、また全部忘れちゃうんだろうけど
それにしても、近所の花屋はちょっと設定が難しかったかな〜…
学校でのキミの状況を知っている人だから…
やっぱり、また担任の先生がいっか!
さっき一回やって失敗しちゃったけど、次は間違えないように気を付けるから!
次こそ、ちゃんと本当のことを思い出して、私にありがとうって言えるようになろうね♡
それじゃあ…
[SE:お姉さんがキーボードを打つ]
私の方の設定を変更して…っと
ちょっとビリッとするけど、すぐに痛みは無くなるから我慢してね
[SE:電流が流れる]※省略も可能
――END――
クレジット
ライター情報
主にpixivでフリー台本を投稿している、Cybistarと申します。
ゆるボイ!では、pixivに投稿した台本(R-18指定作品は除く)と同じものを投稿していく予定です。
特に台本について厳しい拘りなどはないので、当サイトのルールに従って頂ければどんなアドリブ・アレンジ・改変もして頂いて構いません!
台本を使用される際はTwitterのDMで一言頂けると幸いです(是非、作品を拝聴させて頂きたいです)。但し、ルールではなくただの願望なので強制ではありません。
ゆるボイ!では、pixivに投稿した台本(R-18指定作品は除く)と同じものを投稿していく予定です。
特に台本について厳しい拘りなどはないので、当サイトのルールに従って頂ければどんなアドリブ・アレンジ・改変もして頂いて構いません!
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有償販売利用の条件
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利用実績(最大10件)
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