リスナーさんの目をスッキリ覚ます声劇
朝、なかなか起きることの出来ないリスナーさんの目をスッキリ覚ます一人声劇です。

布団から出られないリスナーさんを、キャストさんの魅力で布団から追い出しちゃいましょう！
◎登場人物
☆イーリス
目覚めの精霊《せいれい》。
朝、中々起きることの出来ない人間をスッキリ覚醒するよう誘《いざなう》うことを仕事としている元気っ娘。
スマートフォンに精霊の姿を映し出し人間に語り掛ける。人間の活力で生きている。

楽しく軽快に。
萌え声だと効果的かもしれません。

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　台本をご覧いただきましてありがとうございます！
　本文中、「――」の記述はト書きで音声化不要です。
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おっはよー！
おはよおはよおはよおっはよーっ！

起きて起きてー！

あっ、起きた？

　――驚く相手
　
スマホのアラームが勝手に話しかけてる？

それより、私の顔見て驚くとか失礼ね。
こんなに可愛いレディを見て驚くなんて、信じられない！

　――間を取る

まあ、でも良かった。
キミも驚いたことで、目がパッチリと覚めたでしょ？

あははっ！
お前は誰だ……って？

　――照れくさそうに

ああ、そっかそっか、ごめんごめん。
私は、目覚めの精霊イーリス。

あなたみたいな寝ぼすけさんをスマホの中から起こすのが、私のお仕事なの。

それで今日から、私はキミの目覚め担当になったと言う訳。

光栄に思いなさい。
この私が、担当とか幸せよ？

これでも私、目覚めの精霊界でナンバーワンの成績なのよ？

なあに？
その不服そうな顔は～？

　――間を取る

って、何、また布団に潜ろうとしてるのよ？！

私がスマートフォンの中に居るから、何も出来ないと思ってるんでしょ？

バカにしないでよね！

せーの！

　――間を取る
　――相手をくすぐる

こーちょこちょこちょこちょこちょー

あはははははっ！
やめろと言われたって、やめる訳ないじゃない。

あなたが起きるまで、くすぐりをやめないんだから！

こーちょこちょこちょこちょこちょー

　――間を取る

こちょこちょこちょこちょー

　――間を取る
　――相手が起きる

そうそう。
分かればいいのよ。

ほら、ちゃんと布団から出て。

これから、学校でしょ？

そうそう。
はい、おっきして。

うんうん、良い子だね。

これから私は毎日起こしに来るからね。

あ、そうだ！
スマートフォンの電源を切っても無駄なんだからね。

目覚めの精霊を舐《な》めるんじゃないわよ？

え？
なんのために、そんなことをしてるんだって？

ふふっ、それはね。
私たち、目覚めの精霊は、人間の「やる気」を活力として生きているの。

だから、あなたに元気がなかったり、毎日ボーッと生きていられると困るのよ。

そんなことしたら、私は生きていけない。
だから、しっかりしてよね？

ナンバーワンの私が担当になったと言うことは、あなたは相当な寝ぼすけちゃんってことよね。

きっと夜遅くまでゲームやってたんでしょ？

　――間を取る。
　――うなずく相手

やっぱり！

ダメだぞ！
眠る前に、スマートフォンとか電子機器を触ってると眠りの質が落ちて、余計に起きられなくなるんだから！

まったく。
眠りの精霊にも連絡しておこうかな……

そう。眠りの精霊。
私とは反対で、人間を質の高い睡眠に誘《いざな》うことがお仕事。

眠りの精霊、目覚めの精霊、ペアで働くことも多いんだよ。

　――間を取る

と言うか、キミが今までノーマークだったのが不思議なくらいよね。

人間って、夜は眠れないのに、朝起きられないとか、ほんとーに面倒《めんどう》くさい生き物よね。
朝の眠気を夜に持っていけないのかしらって思うわ。

　――間を取る
　――政令が自分の胸の谷間に視線を感じる
　
……ん？

って、こら！
どこ見てるの！！

人間って本当にエッチなんだからー！
朝から何を考えてるの？

うーん……
あーでも……

　――間を取る

ちゃんとキミが毎日、朝起きて、元気に学校に行ったら～

　――間を取る
　――恥ずかしそうに話す精霊

ご褒美《ほうび》……あげちゃおっかな。

ご褒美って何だ、って？

そーれーは、ひーみーつ！

言ったらつまらないじゃない。
でも楽しみにしていてね！

あ、そうだ。

　――小声で話す精霊
　
本当は、ご褒美って精霊界じゃ禁止されているの。

だから、これは私とキミ、２人だけの秘密だよ？

どう？
少しはやる気でた？

　――笑う精霊
　
あははっ！
喜びすぎ！

もう、ホーント、単純なんだから。

でも、キミの、そう言うところ嫌いじゃ無いよ。

　――間を取る

なーに赤くなってるのよ。
こっちまで恥ずかしくなるじゃない。

　――照れながら話す精霊
　
もう……学校、遅刻しちゃうよ？

顔洗って、ご飯食べて。
朝ご飯は、ちゃんと食べなきゃダメだからね。

１日元気に乗り切るために、朝、昼、夜。
バランス良い食事３回、必須事項だよ！

私、キミがちゃんと真面目にやってるか、いつも見てるからね。

サボってたら、承知しないんだから！

……え？

出てきてくれるんだったら、サボっちゃおうかな。って？

　――慌《あわ》てる精霊
　
な、何言ってるのよ？！
そんなのダメに決まってるでしょ！

　――恥ずかしそうに
　
もー……仕方ないんだから～

でも、少し嬉しいかな。
私もキミと話すのは楽しいよ。

　――間を取る

あっ！

もう何言わせるのよ。
もうお、恥ずかしいじゃない。

　――照れているのを隠すように話す

さあ、もう起きたでしょ？

うん。今日も１日楽しんで過ごしましょ。

じゃあ、また来るね。

　――心をこめて
　
いってらっしゃい！

終演：

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・台本（ゆるボイ！）
目覚めの精霊～スッキリ覚醒への誘い～
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ﾆｸｷｭｰP