さあて、これから緊急裁判をはじめます！

きんきゅーさいばんです！

何の？
って、これから話すから！

流れがあるの！
流れが！

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キミくんの緊急裁判を始めると言い出したロリボちゃん
さて、キミくんの罪状はなんでしょうか？
そして、キミくんの運命は……？！

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キミくん
そこに座って？

なに？
じゃないの

いいから
座って？

い、い、から！！！

そう
最初から素直に座ればいいのだよ

さあて
これから緊急裁判をはじめます！

きんきゅーさいばんです！

何の？
って、これから話すから！

流れがあるの！
流れが！

　――間を取る
　
では、始めます。
キミくんは重大な罪をおかしました。そうですね？

え？
思い当たることがない？！

えええええええー？！

しらばっくれないでください！

キミくんは許しがたい罪を犯したのです！

ほら、胸に手を当てて考えてみなさい。

なんで？
じゃない！

い、い、から！！！

同じこと２回言わせない！
わかりましたね？！

はいはい。
じゃない！

はいは、１回！

２回とか１回とか意味わからないって？

そこはわかれ、わかってよ！

もうキリがないので、キミくんが何の犯罪を犯したのか
ボクが教えてあげます！

このボクが自《みず》から……！

キミくん、ボクに感謝しなさい。

ね？

感謝しなさい。

ありがとう、そう。そうね。
どういたしまして。

では、キミくんが何をしたか教えてあげましょう……！

それは！

　――間を取る。

ボクのお弁当にピーマンを入れたことです！

キミくんは、ボクがピーマン食べられないことを知りながら、お弁当箱にしれっとピーマンを入れたのです！
重罪です。
これは重罪です。

万死《ばんし》に値すると言ってもいいでしょう。

いえ、万死って言ってみたいだけじゃないです。
そんなことは、ないのです。

死刑宣告をしようとも思いました。

だけど、だけども、ボクとキミくんの仲です。
死刑は勘弁してあげましょう。

ありがたく思いなさい。

ねっ！

ねっ？！

え、なに？
健康のため？

そんなことはなあい！
ボクのカラダははチョコレートで出来ているからピーマンなんていらないのです！

だから、これは重罪に値するのです。

ボクのお弁当箱にピーマンを入れた罪…

判決。
罰としてキミくんには、これからボクにチョコレートを買ってくる刑に処す！
処す！
何が何でも処す！

いえ、だから、処すって言ってみたいだけじゃないです。
そんなことは、ないのです。

キミくん、しつこいです。
しつこい男はモテないぞ？

え、そんなこと、どこで覚えるんだって？
ケンタロウくんのママ

いや、そんなことはどうでもいいのです！

え、何ですか？
不服そうな顔をして。

当然です。自覚してください。
それだけ罪が重いのです！

え？
ピーマン食べたらチョコレート２つくれるの？

え、ホントに？

　――考える
　
２つか……

ピーマン食べなかったら？

なし…

そっかー
そうだよねえ

ですよねー

せめて１つくれない？

あーなるほどー
ならないですかー

そうですよねー
知ってて聞きました。

キミくんのことだからダメだろうなーって。

はいはい、わかってますよ。
知ってましたよ。

　――悩む

うーんと

えーと

ええーと

えええーーーとーーー

　――間を取る

無罪！
無罪でした！

えへへへ。

ねーねー
ピーマン食べたらチョコレート２つくれるのー

わーいやったー！

ボク
頑張ってピーマン食べる！

調子いいなあって？
えへへ

それがボクのいいところだよー

優しいキミくんが大好きだよ！

あー
キミくん照れてるー

あはははっ！

一緒にチョコ食べようね！

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・台本（ゆるボイ！）
【ロリ】魅惑のロリボ～緊急裁判♡～
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・台本制作者
ﾆｸｷｭｰP