- メンヘラ
- ヤンデレ
- シリアス
公開日2023年06月09日 21:28
更新日2023年06月10日 21:17
文字数
1985文字(約 6分37秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
まず最初に言っておく。
今から言うことは、私の個人的な意見であることを。
私の話を聞いて、少なからず不快になった場合は、聞くことを、または見ることを放棄《ほうき》することを強くお勧めする。
私には、他人と接するときに無意識に行うクセがある。
それは、第一印象で、その人のことを無意識にカテゴリ分けしてしまうことだ。
〇登場人物
・私
無感情に淡々と自分の気持ちを吐露する女の子
<注意事項>
この物語は、あくまでも彼女個人の見解になります。
予め本点をご了承、ご理解のうえ、演じて頂きますようお願いいたします。
今から言うことは、私の個人的な意見であることを。
私の話を聞いて、少なからず不快になった場合は、聞くことを、または見ることを放棄《ほうき》することを強くお勧めする。
私には、他人と接するときに無意識に行うクセがある。
それは、第一印象で、その人のことを無意識にカテゴリ分けしてしまうことだ。
〇登場人物
・私
無感情に淡々と自分の気持ちを吐露する女の子
<注意事項>
この物語は、あくまでも彼女個人の見解になります。
予め本点をご了承、ご理解のうえ、演じて頂きますようお願いいたします。
本編
★★★★★★★★★★★★
台本をご覧いただきましてありがとうございます!
本文中、「――」の記述がありましたら、ト書きですので音声化不要です。
★★★★★★★★★★★★
まず最初に言っておく。
今から言うことは、私の個人的な意見であることを。
私の話を聞いて、少なからず不快になった場合は、聞くことを、または見ることを放棄《ほうき》することを強くお勧めする。
――間を取る
では、始める。
――間を取る
まず、前提として、私は、人間が嫌いという訳では無い。
仲の良い友人だっている。
友人と冗談だって言い合える。
――間を取る
だがしかし、私は、ふと考える。
――間を取る
私は、この友人のことをどう思っているのかを。
考える。
私には、他人と接するときに無意識に行うクセがある。
それは、第一印象で、その人のことを無意識にカテゴリ分けしてしまうことだ。
――間を取る
この人は……
息をするように嘘を吐く人
真剣に話を聞いているフリをして、実際は適当に聞き流している人
頭が固くて柔軟な思考を持っていない人
優しいフリをして、人から嫌われたくないだけの人
人のあら探しばかりして、他人を否定することで自分を肯定することしか出来ない人
自分の得しか考えない、関わりたくない人
――間を取る
そう。
無意識に、他人に対して、否定的にカテゴリ分けしてしまう悪い癖。
私の中で、一度関わりたくないと思った瞬間、その人とは距離を置く。
私から近づくことは、2度と無い。
無感情に、その人のことを切り捨てる。
つまり、傍《はた》から見たら、私が友達と仲良さそうに接していても、実際は心のどこかで、その人のことを否定している。
そう思えば、私は人間嫌いなのかもしれない。
考えれば考える程、私は他人に対して否定的なのだ。
いや違う……やはり否定的と言う表現は少し違うな。
思考の正解は1つじゃない。人によって正解は違うのだ。
私と、その人の正解は違うのだ。
だから、私は他人の思考を否定はしない。したくない。
つまり、その人と私の考えが合わないときは、「そう言う考え方もあるよね、けれど自分とは合わないな」と他人事のように思うだけなのだ。
だって、私の正解だって、他人にとっては不正解である場合だってあるのだから。
それくらい私にだって、わかるのだ。
――間を取る
その人の正解は、あくまでも参考程度。
また新しい思考のサンプルが取れた。
そう思うようにしている。
――間を取る
私たち、親友だよね。
そう言われても、私は、うやむやな答えしか返せない。
救いようが無い私の思考。
だって私の中の、「信頼できる人」と言うカテゴリの箱の中には、誰も入っていない。
何も入らない。
空っぽだ。
だから、親友だよねって言っている子だって、「本当は私の事なんて信用してないんでしょ?」
思うのだ。
実際、私が一番最低な人間なのかも知れない。
心から笑うことの出来ない。
ロボットのように、友達の顔色を伺いながら、問いに対する最適解を検索して、ヒットしたら、そのまま口から音声を出す。
結果、友達が笑顔になれば正解なのだ。
友達が不機嫌になれば、不正解。
次は、異なる答えを考えなければならない。
そして、「その人の機嫌が良くなる言葉達」のデータ蓄積がシステマチックに行われる。
人それぞれ、その人に合った答えを検索し、回答を検出し、口から音声を出力する。
無感情に、冷徹に。
そこに自分の考えなんて無い。
私は、そんな寂しい人間なのだ。
最低な人間なのだ。
他人の成功を羨《うらや》みながら、笑顔で機械的に「おめでとう」と言う音声を発する人間なのだ。
満面の笑みで、本心とは異なる「おめでとう」が言える人間なのだ。
――間を取る
駆け引きは苦手で、他人が近づいてきたら、一定の距離を保つ。
一線を引く。
だって、私の本心を知ってしまったら、きっとあなたは私のことを嫌うでしょう?
敵は作りたくない。面倒だから。
味方が欲しいわけでも無い。面倒だから。
好きな音楽を聴きながら、1人でぼんやりできたらそれで良い。
――間を取る
でも私は、そんな私が嫌いでは無い。
私が私を嫌いにならなければ、それで良いのだ。
――間を取る
いや、違うか。
心のどこかで、私は私のことを嫌っているのかもしれない。
心のどこかで、私のことをカテゴライズしているのかもしれない。
――間を取る
人のことを信用できない。
それが私自身のカテゴリの箱。
全人類の中で、私が一番……つまらない人間に違いない。
――間を取る
そんな、くだらないことを日々考える。
繰り返し繰り返し考えるのだ。
私のことを親友と呼ぶ女子と、偽《いつわ》りの笑顔で話しながら。
――間を取る
終演:
★★★★★★★★★★★★
お読み頂きまして、ありがとうございました!
是非、「いいね」、「ブックマーク登録」をお願いいたします!
お手すきの際に他の台本もご覧頂けたら嬉しいです(´▽`)
ニクキューP (Twitter: @tomox9209)
★★★★★★★★★★★★
台本をご覧いただきましてありがとうございます!
本文中、「――」の記述がありましたら、ト書きですので音声化不要です。
★★★★★★★★★★★★
まず最初に言っておく。
今から言うことは、私の個人的な意見であることを。
私の話を聞いて、少なからず不快になった場合は、聞くことを、または見ることを放棄《ほうき》することを強くお勧めする。
――間を取る
では、始める。
――間を取る
まず、前提として、私は、人間が嫌いという訳では無い。
仲の良い友人だっている。
友人と冗談だって言い合える。
――間を取る
だがしかし、私は、ふと考える。
――間を取る
私は、この友人のことをどう思っているのかを。
考える。
私には、他人と接するときに無意識に行うクセがある。
それは、第一印象で、その人のことを無意識にカテゴリ分けしてしまうことだ。
――間を取る
この人は……
息をするように嘘を吐く人
真剣に話を聞いているフリをして、実際は適当に聞き流している人
頭が固くて柔軟な思考を持っていない人
優しいフリをして、人から嫌われたくないだけの人
人のあら探しばかりして、他人を否定することで自分を肯定することしか出来ない人
自分の得しか考えない、関わりたくない人
――間を取る
そう。
無意識に、他人に対して、否定的にカテゴリ分けしてしまう悪い癖。
私の中で、一度関わりたくないと思った瞬間、その人とは距離を置く。
私から近づくことは、2度と無い。
無感情に、その人のことを切り捨てる。
つまり、傍《はた》から見たら、私が友達と仲良さそうに接していても、実際は心のどこかで、その人のことを否定している。
そう思えば、私は人間嫌いなのかもしれない。
考えれば考える程、私は他人に対して否定的なのだ。
いや違う……やはり否定的と言う表現は少し違うな。
思考の正解は1つじゃない。人によって正解は違うのだ。
私と、その人の正解は違うのだ。
だから、私は他人の思考を否定はしない。したくない。
つまり、その人と私の考えが合わないときは、「そう言う考え方もあるよね、けれど自分とは合わないな」と他人事のように思うだけなのだ。
だって、私の正解だって、他人にとっては不正解である場合だってあるのだから。
それくらい私にだって、わかるのだ。
――間を取る
その人の正解は、あくまでも参考程度。
また新しい思考のサンプルが取れた。
そう思うようにしている。
――間を取る
私たち、親友だよね。
そう言われても、私は、うやむやな答えしか返せない。
救いようが無い私の思考。
だって私の中の、「信頼できる人」と言うカテゴリの箱の中には、誰も入っていない。
何も入らない。
空っぽだ。
だから、親友だよねって言っている子だって、「本当は私の事なんて信用してないんでしょ?」
思うのだ。
実際、私が一番最低な人間なのかも知れない。
心から笑うことの出来ない。
ロボットのように、友達の顔色を伺いながら、問いに対する最適解を検索して、ヒットしたら、そのまま口から音声を出す。
結果、友達が笑顔になれば正解なのだ。
友達が不機嫌になれば、不正解。
次は、異なる答えを考えなければならない。
そして、「その人の機嫌が良くなる言葉達」のデータ蓄積がシステマチックに行われる。
人それぞれ、その人に合った答えを検索し、回答を検出し、口から音声を出力する。
無感情に、冷徹に。
そこに自分の考えなんて無い。
私は、そんな寂しい人間なのだ。
最低な人間なのだ。
他人の成功を羨《うらや》みながら、笑顔で機械的に「おめでとう」と言う音声を発する人間なのだ。
満面の笑みで、本心とは異なる「おめでとう」が言える人間なのだ。
――間を取る
駆け引きは苦手で、他人が近づいてきたら、一定の距離を保つ。
一線を引く。
だって、私の本心を知ってしまったら、きっとあなたは私のことを嫌うでしょう?
敵は作りたくない。面倒だから。
味方が欲しいわけでも無い。面倒だから。
好きな音楽を聴きながら、1人でぼんやりできたらそれで良い。
――間を取る
でも私は、そんな私が嫌いでは無い。
私が私を嫌いにならなければ、それで良いのだ。
――間を取る
いや、違うか。
心のどこかで、私は私のことを嫌っているのかもしれない。
心のどこかで、私のことをカテゴライズしているのかもしれない。
――間を取る
人のことを信用できない。
それが私自身のカテゴリの箱。
全人類の中で、私が一番……つまらない人間に違いない。
――間を取る
そんな、くだらないことを日々考える。
繰り返し繰り返し考えるのだ。
私のことを親友と呼ぶ女子と、偽《いつわ》りの笑顔で話しながら。
――間を取る
終演:
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お読み頂きまして、ありがとうございました!
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