事ある毎に彼氏（彼女）に否定されて、ブチ切れてしまった女（男）。
日頃の不満を全てぶちまけて別れを切り出します。

※登場人物の性別は女性を想定して記載しています。
　性別を変更する際は、一人称、語尾等変更して演じてください。
　ただし、内容が変わってしまうような大幅な変更はご遠慮ください。

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　台本をご覧いただきましてありがとうございます！
　本文中、「――」の記述がありましたら、ト書きですので音声化不要です。
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私は人間が嫌いだ。（男声の場合は「俺」）

私は男が嫌いだ。（男声の場合は「女」）

そして……

　――間を取る

私はキミが嫌いだ。

出来ることなら誰にも関わらないで生きていきたい。
出来ることならキミと関わらないで生きていきたい。

一人で居たい。
誰とも話したくない。
キミと話したくない。

　――間を取る

放っておいてくれ。

何故、そんなに私を否定する。

私の何を知っているのだ。
お前は私の何を知っているのだ。
お前は私の何がわかるのだ。

自分の言うことが、全て正しいかのように。

ただ効率的であることだけが正しいかのように。

非効率なのが間違いなのか。
非効率であることが悪なのか。
効率的なことが正義なのか。

笑わせるな。

わかっていないのは、お前の方だ。

常識と言うくだらない理由で、私にマウントを取るのはやめてくれ。
常識と言うくだらない思い込みで、私にマウントを取るのはやめてくれ。

お前の独りよがりな意見を私に押しつけるのはやめてくれ。

自分の思うとおりにならないからって、不機嫌になるのはやめてくれ。

お前の言うことが全て正解なのか。

正解とはなんなのか。
不正解とはなんなのか。
正しいってなんなのか。
間違いってなんなのか。
違うってなんなのか。

お前の言う正しいってなんなんだ。
お前の言う違うってなんなんだ。

お前の思い通りにならないことが、気に入らないだけではないのか。

お前の言うことが正しいって誰が決めたのか。

友達か。
先生か。
両親か。

それとも神か。

何でもいい、
どうでもいい。

お願いだから私に近づかないでくれ。

私は、お前の思い通りに何てならない。

　――間を取る

何故かって？
私はお前の言うことが正しいとは思わないからだ。

私の邪魔をするな。

私の進む道を邪魔するな。
私の進もうとする道を邪魔するな。

私は、私の思う道を進むのだ。
私は、お前の思う道を進まない。

それが例え間違っていたとしても、私は私の考える道を進むのだ。

だから、邪魔をするな。

お前の思い込みの正解で、私の正解を押しつぶそうとするな。

お前はお前で信じる道を進めば良い。

私は私で信じる道を進む。

私の人生にお前は必要ない。

空気を読め？

空気を読むと、私に何か良いことがあるのか？

空気を読めば、私は前に進めるのか。

ただお前が都合の良いだけの話ではないのか。

お前に何が分かる。
お前に私の何が分かる。

　――間を取る

仮に私がお前の言うことに従ったとして、それが誤りだったらどうするんだ。

笑ってごまかすのか。

ごめん、って笑ってごまかすのか。

そんなの、まっぴらごめんだ。

私は、お前の言うことを聞いて、その道を選んで、間違っていたと気づいた時。

それをお前のせいにはしたくない。

だから、私が自ら悩んで選んで、決めた道を選ぶのだ。

例え、その道が誤りだとしても、それが自分の決めた道だから、後悔は無い。

むしろ本望だ。

人の意見に流されて決めるより、自分で決めた道を進む。

失敗しても、自分の中で納得できる。
そして、やり直せば良いだけだ。

やり方なんて幾《いく》通りもある。

何故、お前の答えは１つなのだ。

おかしいだろ。
そんなのおかしいだろ。

人生は数式では無い。
何故答えを１つに決めつけるのだ。

意味が分からない。

お前の考えに従わなくてはならない理由を教えてくれ。

私をバカだアホだと罵《ののし》る理由を教えてくれ。

むしろ私は、お前がバカだと思っている。

私は、難しいことを難しく教えることしかできないお前がバカだと思っている。

頭が良いアピールがしたいのか。
何なら私は、お前が「日本語が話せない」くらいにしか思っていない。

お前の常識は、私の非常識なのだ。

　――間を取る

論理ってなんなのだ。
論理的に説明しろって、お前が私の言うことを理解しようとしていないだけでは無いのか。

いつもお前は、私の言葉に被《かぶ》せてくる。

「いや」、「だから」、「そうじゃなくて」。
お前の話す言葉は、全て否定の接続詞から入るのだ。

お前は、私の言葉を理解しようとしていないのだ。

決めつけているのだ。
私の言うことが間違っていると決めつけているのだ。

だから。

　――間を取る（決断する）

距離を置こう。

私も、キミの言うことが全て間違いだとは思っていない。

正しいことだってあるだろう。

だけれど、キミの言うことが全て正《せい》だとは思えない。

少なくとも今は。

　――間を取る

キミと同じように、私も、キミの言うことが受け入れられない。

だから、一度距離を置いて、お互いの思う道を進んでいこう。

　――間を取る
　――ため息
　
はあ……

　――間を取る

だから、「いや」と言う否定の相槌《あいづち》は、もう良い、十分だと言っているだろう。

聞き飽きた。

やはり距離を置こう。
それが、私の考える最良の道だと思うから。

　――間を取る

これは、明日、気が変わるかもしれないし、もう一生、キミと会わないかも知れない。

未来のことなんてわからない。
わかってたまるか。

　――間を取る

でも１つだけわかっていることがある。

それは……

　――間を取る

このままキミといたら、私が壊れてしまうことなんだ。

このまま私といたら、キミが壊れてしまうことなんだ。

だから、ごめんね。（男声の場合は、「ごめんな」）

　――間を取る

お互いに正しい道を進もう。

失敗したら、また、自分の思うとおりにやり直せば良いのだから。

次に会ったとき、お互いに幸せであることを祈っているよ。

　――間を取る

ありがとう。
さようなら。

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・台本（ゆるボイ！）
私が壊れる～私シリーズ～【ダウナー／メンヘラ／性別不問１名】
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・台本制作者
ﾆｸｷｭｰP