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ドSヤンデレボクっ娘幼馴染に篭絡される
written by 犬アキラ
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
  • ボーイッシュ
  • 罵倒
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
3226文字(約 10分46秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あなたには、ボーイッシュなボクっ娘の幼馴染がいます。
昔はよく一緒に帰っていたけど、最近お互いに忙しく、
なかなかふたりの時間が取れずにいました。
ある日の放課後、偶然教室で会えたので、久しぶりに
一緒に帰ろうと、幼馴染が嬉しそうに提案してきましたが…
本編
あれ、珍しいね。こんな時間まで学校いるの。

あぁ、生徒会だったんだ。なるほどね。
もう終わったの?そうなんだ。

ボクも部活終わったところだから、久しぶりに一緒に帰ろ?
うん、じゃあ着替えてくるから、ちょっと待っ…

…どうしたの?ぼーっとして。

顔もちょっと赤いよ?熱でもあるの?
あ、動かないで。ちょっとおでこ触るよ…

んー…熱はないっぽい?でも、体調悪いなら、早く帰らないとね。
待ってて。すぐ着替えてくる。いいよいいよ、座ってな。

…あれ?廊下にいるのって、隣のクラスの、生徒会の子じゃない?
うちのクラスの前で、何やってんだろ…

…あ。

…もしかして、きみ、あの子のこと見てた?
あの子のこと見て、ぼーっとして、顔赤くなってたの?

ごまかしても無駄だよ。ボクはきみの事全部分かってんだから。

(低音で)…ごまかすなって。

そんなのボクには通じないって、まだ分かんないの?
何年の付き合いだと思ってんのさ。

…ねえ、そういえば、ひとつ、聞きたかったんだけどさ…

きみ、最近、あの子とよく一緒に帰ってるって噂になってるんだけど、
それ、ほんと?

…何びっくりしてんの?そりゃあ噂にもなるよ。

うちで一番人気の、超可愛いあの子と、冴えないオタクくんのきみが、
一緒に帰ってたらさ。

ボクもさ、噂は聞いてたんだよ?でもさ、きみたちは同じ生徒会じゃん?
だから、帰る時間がかぶるから、たまたま一緒に帰ってるだけだと思って、
気にしてなかったんだよね。

…でもさ、違うよね。あれさ、明らかに君のこと待ってるよね…。
教室から出てくるきみのこと、彼女面(づら)して待ってる顔だよね?あれ。
ねえ、もしかして今日も、あの子と一緒に帰る約束してたってこと…?

…あはは、何それ。むかつくんだけど。

別の女の子と一緒に帰る体力があるんなら、部活が終わるまで
ボクのこと待ってればいいじゃん。おかしくない?

ボクはさ、きみが生徒会で忙しくて、疲れてると思ってたから、
何にも言わなかったのに。

幼馴染ほったらかして、自分は可愛い女の子と楽しく帰ってたんだ。
ボクはその間ずっと、ひとりで帰ってたのに。

…うん、おしおきだね、これは。しょうがないよね。
きみが誰のものなのか、一度しっかり教えこんであげないと…

…とりあえず、今はいいや。おしおきは後回しにして、
いっこ確認しときたいんだけど。

あのさ、もしかして、あの子と付き合ってるの…?

付き合ってない、けど?…けど、なに?

まさか、付き合いたいと思ってるんじゃないよね…?

あはは、冗談きついよ?きみがあの子と釣り合うわけないじゃん。
きみなんてただのヘタレオタクなんだからさ、むりむりむり。
悪いことは言わないから、やめときなー。

…ねぇ。聞いてんの?まずさぁ、向こう見るのやめなよ。

(低音で)…やめろっつってんの。

ねぇ、ボクのこと、本気で怒らせたいの?
(壁ドン)

あーあ…ボクの事怒らせるから、壁ドンされて、視界ふさがれちゃったねぇ。

このまま、椅子に座ってるきみの膝の上に、ボクが座っちゃえば…
ほら、ひょろひょろのきみは、もう動くこともできなくなっちゃったね…?

え?近い?当たり前じゃん。近くしてんだっつーの。

(耳に息を吹きかける)ふーっ…

あはは、相変わらず、耳よっわよわだねぇ。
ちょっと息吹きかけただけで、体ビクビクってなっちゃって、気持ちいいんだ。

でもね、あの子はきみがこんな事好きだなんて知らない。
付き合ったって、こんな事してくれないよ?

(耳に息を吹きかける)ふーっ…。

(耳元で)だから、付き合うなら…ボクにしときな。

え?急にどうしたの、って…?

あのね、きみはポンコツなの。あの子はそれを知らないんだから、
その状態で付き合うなんて、あの子をだましてるのと同じことだよ?

その点ボクなら、きみのダメなところ、全部分かった上で、受け入れてあげられる…
きみが、救いようのないドMだってことも、全部知ってる…

ボクだけが、きみを満たしてあげられる…

…今の関係を壊したくなかったから、あえて踏み込まないようにしてたけど…

こんな事になるなら、もうなりふりかまってらんないよ。
きみが悪いんだからね?

最近身長も急に伸びて、顔もしゅっとしてちょっとかっこよくなっちゃって。
中身はずっとポンコツのくせに、見てくれだけマシになっちゃったもんだから、
きみの事を何にも知らない女の子たちが、近づいてくるようになっちゃった。

ただでさえ、最近きみと一緒に帰れなくてイライラしてたのに、
あげくの果てに、そのボクの目の前で、きみの事を、
あの子が出待ちしてるって…?

(怒りで声を震わせて)
……ふざけんなよ。冗談じゃない。認めない。ずっとボクだけのものだったんだ。
渡さない。絶対に。あんな女狐なんかに。渡すもんか…。
ボクの…ボクの大切なきみを…

ギュウウゥゥゥ…

えっ…?痛い…?
あっ…ごめんね。つい、腕ぎゅーってしちゃった…
あぁ、赤くなっちゃった…ごめんごめん…ごめんね…ちょっと取り乱しちゃった…
うん…もう落ち着いたよ。大丈夫。

…そしたら、そろそろ決めてくれる?
ボクとあの子、どっちを選ぶのか。

言っとくけど、ボクは顔だって、あの子に負けてるとは思わないからね。
断言するよ。絶対にボクの方が、きみ好みの見た目をしてる。

きみの好みは完璧に熟知してるし、きみに可愛いと思ってもらうために
努力を欠かしたことはない。

まぁ、おかげで、興味もない男子たちに散々告白されて、だるかったけど。

(耳元で囁く)ボクが欲しいのは、きみだけなのにさ…

(耳に息を吹きかける)ふーっ…

しーっ…声だすな、ばーか。

さぁ、どうするの?
ボクが何を言ったって、結局決めるのはきみ自身だからね。
いいんだよ。今すぐボクを振りほどいて、あの子のところに走っていっても。

まぁ、でも、そうだね…もし振りほどこうとしたら…

さっきは腕だったけど、今度は…こうやって、首筋に手をかけて…、

ぎゅーってしちゃうかも……

なんてね♪……ほら、首筋に手をかけたまま、耳をふーってしてあげる…

(耳に息を吹きかける)ふーっ…

ふふ、ボクに命を握られてるみたいで、興奮してるんでしょ…
あはっ、脈がどんどん早くなっていくの、指先から伝わってくるよ…?

本当に、救えない…幼馴染に馬乗りになられて、首筋おさえられて、
そのうえ耳をいじめられてどきどきしちゃうなんて…

ホンモノの馬鹿…どうしようもないヘタレ…
ボクに支配されるためだけに生まれた、あわれな駄犬…

(耳に息を吹きかける)ふーっ…

いいよ…ボクが受け入れてあげる…。
ボクだけが、ね…。

(少し間を空けて)

…そっか。ボクを選んでくれるんだ。
あはは、まったく、しょうがない奴だなぁ、きみは。
ボクがいなかったら結局、何にもできないないんだからさ。

さぁ、そうと決まれば、廊下で待ってるあの子のところに、伝えに行こっか。

僕はこれから幼馴染と帰るから、きみとは二度と一緒に帰ることはない、ってね。

え?もう廊下には誰もいないって?

あぁ…そういえば、あの子、ボクがきみの耳をいじめるくらいのところで、
走ってどっか行っちゃったんだった。

まぁ、きみの視界はボクがふさいでたから、きみには見えなかったろうけどね。
見た感じ、ちょっと泣いてたかな?

あはは…!!当たり前だよねぇ!!
廊下から遠目で見たら、いちゃいちゃしてるようにしか見えないもんねぇ!

あはははは!まぁ、わざと見せつけたんだけどさぁ…!
はー…手間が省けてよかったね。さ、ボクたちも帰ろっか。

…あぁ、そうだ。これからうちにおいでよ。今日、誰もいないからさ。

何でって…ばーか。とぼけんなって。

ボクにずーっと密着されて、
耳だけさんざんいじめられたから、悶々としちゃってるんでしょ?

(耳元で囁く)続き、してあげるよ。

幼馴染の関係のままじゃ、絶対にできなかった事、全部してあげる。

ああ、それから、ボクをほったらかしてた、おしおきもまだだったね。
きみが誰のものなのか、二度と忘れないように、
じっくり、たっぷり、その体に刻み込んであげる。

あはは、そのおしおきも、きみにはご褒美になっちゃうかもしれないけどね?

きみがどんなことで喜ぶのか…ボクはぜーんぶ分かってるんだからね…

ふふっ…ボクを選んでよかったね。か・れ・し・く・ん。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ドSヤンデレボクっ娘幼馴染に篭絡される
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
犬アキラ
ライター情報
 犬アキラと申します。
 pixivにてフリー台本を書かせて頂いております。
 ヤンデレ、ボクっ娘、ダウナーなどを主に書いております。
 よろしくお願い致します。
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