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引きこもりでヤンデレな天才ボクっ娘幼馴染と、添い寝をする
written by 犬アキラ
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
  • ボクっ娘
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2930文字(約 9分46秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あなたには、引きこもりの幼馴染がいます。
彼女は天才であり、学校に行かなくても全く問題はなく、
日々、怠惰な生活を送っています。
なんとか彼女を学校に来させたいあなたは、
今日も彼女の家に説得に向かいますが…
本編
おー。今日も来たんだね。

いつも学校、おつかれさーん。

なに?

…昼間からごろごろして、って?

別にいーじゃん。

ボクの人生なんだから、ボクのやりたいようにやるんだよ。

昼間っからごろごろして、ポテチ食べて、コーラ飲んで、マンガ読む。

これ以上の幸せがあるっていうなら、教えてほしいね。まったく。

…学校?

ハァ…またその話?

あんね、いくらきみが幼馴染と言えども、何を言われても、学校なんか行かないよ。

だって、あんなとこ行く意味なくね?

一応入学だけはしてみたけど、やっぱりレベルが低すぎてダメだったわ。

きみだって分かってるでしょ?

ボクは、生まれついての天才で、何でもかんでもすぐ理解できちゃうんだから、
学校の勉強なんか必要ないって。

学校は、勉強を学びに行くところなんでしょ?

何で、分かってることをわざわざ学びに行かなきゃいけないの?

納得できる説明ができるっていうなら聞くよ。

はい、ドーゾ。


(少し間を空ける)


…将来のため?

ハァ~~~~。

ばーーーーか。

あいっかわらず、スッカスカの脳みそしてんね。

学校とやらで何を学んでんの?ん?

ボクはもう、株で大金を稼いでるんだから、将来を気にする必要なんかないの。

就職しなくったって、一生遊んで暮らせるんだから。

はい、論破(ろんぱ)。

まだあるの?

いくらでもどーぞ?

きみのちっちゃい脳みそで、ボクをやり込められるとでも…

ハ?

ごろごろしてばっかだと、太る?

は、はぁ!?

ふ、太ってねーし!ハイ論破!!

体重ぅ?

体重計なんて、最近のってないから、分かりませ~~~ん。

体重計に乗ってみるまで、体重が増えたかどうかなんて分からないんだよ。

これが、シュレディンガーの猫ってやつだよ。

あ、無学なきみは知らないかぁ。ぷー、くすくす。失礼失礼。

ああコラ!お腹をつまむな!

きみにはデリカシーってもんがないの!?

…ったく。どうして、ボクみたいな天才の幼馴染が、
きみみたいなどーしよーもないヤツなんだか…

まぁ、いいや。

ボクは、もうひと眠りすることにするよ。

もう、今日は帰ってよ。

何と言われても、学校には行かないからね。

どうしてもボクを説得したいなら、また明日もここにくればいいんじゃない?

それじゃ。


(少し間を空ける)


…何。

まだ、何か言いたそうな顔してるね。

…はは~ん…

もしかして、ボクに添い寝したいのかな…?

あははは、怒んなよー。冗談じゃん。

…いや、あながち、冗談でもないか…

きみ、最近、よく寝れてないでしょ?

何で分かるの、って、あたりまえじゃん。

日に日に、目の下のクマがひどくなっていってるからね。

理由までは知らないけどね。

ボクを心配して…ってわけでもないんだろうけど。

…さ、おいで。

ここで、ちょっと寝てけばいーよ。

いいじゃん、いつも頑張ってるんだから…

学校なんてくだらないトコ行って、馬鹿みたいにさ…

たまには、ゆっくり休めばいいよ。

大丈夫、ちゃんと起こしてあげるか、らっ!!


ドサッ!!(布団に引っ張り込む)


ははっ…

きみのこと、布団の中に、引っ張り込んじゃった…

ほら、布団ちゃんとかけ直してー。寒いよー。

ん…おっけ。

じゃあ…

くっついちゃお。(耳元で囁く)


ぎゅーーーっと…


あ~~~~…

やっぱりきみは、抱き枕として申し分ないね…(耳元で囁く)

天才のボクの、予想どおりだ…(耳元で囁く)

お…?

どうしたの…?顔、赤くしちゃって…

もしかして、ドキドキしてんの…?

こんな、引きこもりにくっつかれただけで…?

オーイ。こっち向け―。


ふーっ…(耳に息を吹きかける)


あはははは。

すごい勢いでこっち向いたね。

あーもー、こんな狭いトコで怒んなよー。

あんだけ耳ががら空きだったら、イタズラしたくもなるって~。

さてと。暴れる抱き枕には、足もからませちゃおっかな。

えいっ。

うん、いいあんばいだ。ふふふ、これで動けまい。

それじゃ、おやすみ…

ハ?

このままじゃ寝れない?

あぁ…太ももが当たって、もっとドキドキしちゃうってこと?

知るか、そんなの。

恨むなら、ボクに劣情(れつじょう)をもよおす…

その情けない、浅はかな脳みそを恨むんだね…(耳元で囁く)


(少し間を空ける)


…って、おまえが先に寝んのかよっ!!!!!!

まったく、きみはいつも、天才のハズのボクの想像の、斜め上を行く…

あーあー…よだれたらしちゃって…

まぁ…そんくらい信頼してくれてるってコトか…

女としちゃ、ちょっと気に食わないけど、そのアホ面に免じて、許してやるか。

こんな生活を続けていれば…ボクは、ずっときみをつなぎとめていられる…

お人よしのきみは、ボクのことをほっとけない…

友達と遊びにも行かず、女の子とデートする暇もなく…

全部の時間を、ボクに費やす…

そうやって、きみはずっと、ボクのことだけ見てればいい…

ボクのことだけ考えてればいい…

気づいた時には、そう…

きみは、身も心も、ボクのモノになっているってわけさ…

一気にはいかないよ。

ゆっくり時間をかけて、深く、深く…

二度と、抜け出せないところまで、堕としてあげるからね…(耳元で囁く)


(少し間を空ける)


それにしても、きみは何だって、そこまでしてボクを学校に来させたいのかね。

ボクの人生なんて、きみには関係ないだろーに…

ま、何をどんだけ言われても、行く気なんかないけど…

ん…?

あーあー、ポケットからスマホが落ちちゃって…

って、しかも、SNSも開きっぱなしじゃん。

まったく、きみには、危機管理能力ってもんが…

ん…?

何このアカウント…

ボクの知らないアカウントだ…

もしかして、裏垢、ってやつ…?

ま、まさか、ボクの知らないとこで、他の女とイチャイチャしてるんじゃ…

わ、悪いけど、チェックさせてもらうよ!!

そもそも、ボクに秘密にしてたのが悪いんだ!!

ええと、最新のつぶやきは…今日のお昼か。

なになに…


「幼馴染に、学校で会えないのが寂しい…?」


…え…

あ…

はは…

しょ…

しょーがないなあ~~~!!!

きみがそこまで言うなら!?

まあ、行ってあげてもいいけど!?

まあボクには必要ないところだけどね!?

まあ天才って言うからには!?

幼馴染のお願いのひとつやふたつ、叶えてあげないとね!?

まったく、ホントに、世話の焼けるヤツだよ!きみは!!

ははははっ!!

はは…は…



(少し間を空ける)




…あれ。

もしかして、ボクって、ちょろい…?

う…

いやいやいや!!

違う!

ボクは、単純に、ただ運動不足を解消したいだけだ!!

ハイ!!論破!!



…自分で自分を論破して、どうすんだっつー話だよ…

ていうか、別に、きみのこと、束縛しなくても…

もう、とっくに、ボクに堕ちてたってこと…?

ま、まぁ、当然か!ボクは天才だしね!!



え、えーと…もうちょっと見ちゃおっかな…

このつぶやきは…昨日か…


「いっぱい勉強して、いい会社に入って、幼馴染を養ってあげたい」



あ、はは…

何だよ…健気(けなげ)じゃん…

だ、だから、ボクは、もうお金はいっぱいあるって言ってんのに…

あ…

もしかして…最近睡眠不足なのは…

夜遅くまで、頑張って勉強してるから、ってこと…?

…ホントにバカじゃん、こいつ…

でも…

普段、斜(しゃ)にかまえて生きてるせいかな…

そういうストレートなのに、ボク、弱いんだよなぁ…

ダ、ダメだ…すごいドキドキしてきた…

くっ…!

いったい誰だよ、添い寝しようなんて言い出したの!?

こんなに近いの、無理だって!ムリムリ!!

ああ!足が絡んで離れない!!この!この!



…って…

どんだけ取り乱してんだよ、ボク…

まったく…

天才が聞いて呆れるよ。

唯一かなわない相手が、まさか、きみだなんてね…

ハァ…

制服、どこやったかな…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
引きこもりでヤンデレな天才ボクっ娘幼馴染と、添い寝をする
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
犬アキラ
ライター情報
 犬アキラと申します。
 pixivにてフリー台本を書かせて頂いております。
 ヤンデレ、ボクっ娘、ダウナーなどを主に書いております。
 よろしくお願い致します。
有償販売利用の条件
全て有償利用可能です。
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