あなたには、軍人の彼女がいます。
彼女が遠征先から帰って来ず、やきもきしていましたが、
やっと帰って来たので、あなたは喜びを爆発させます。
すぐにでもイチャイチャしたいあなたでしたが…

ふーっ…（耳に息を吹きかける）

あははは！！飛び上がっちゃった！

背中ががらあきだよー？

そんなんじゃ、命を狙われた時、一瞬でやられちゃうぞ。

なーんてね。

ただいまー。

ふふっ…
どうしたの？びっくりした顔して…

うん。もちろん、僕だよ。

遠征が終わった君の彼女が、こうして帰って来たっていうのに、
おかえりの一言も言えないの？君は。

…あーあー、抱きつかないでよ、暑苦しいなぁ。

先にお風呂に入らせてほしいんだけどなー。

帰りが遅いから、何かあったと思った…？

ばーか、僕を誰だと思ってんの。

僕は大佐だよ。そう簡単にやられるワケないでしょ。

もーちょっと、自分の彼女を信用したらどう？

あーもう、分かった分かった。

ごめんね。心配かけたね。悪かった。

よしよし。よーしよしよし。

大丈夫だからね。

ほら、ちゃーんと僕はここにいるでしょ？（耳元で囁く）


（少し間を空ける）


落ち着いた？

まったく。

逆でしょ、普通。

男が女を甘やかすんだよ、普通は…

僕が遠征に行ってる間に少しは男を上げてるかと思ったら、
むしろ下がってるとはね。

あーあー。目の下、ひどいクマ。

僕の事が心配で、夜も眠れなかったって顔してるね。

まったく、情けない。

君はただの凡人だけど、この国で、最強の軍人を彼女に持つ男…

つまりは、この国最強の女を手中にした男ってわけだよ。

もうちょっと、しゃきっとしてくれないと、僕の立場がないんだけど？

…ねえ、聞いてるの？

僕は、まじめに言ってるんだよ。

久しぶりにいちゃいちゃしよ、じゃないんだよ。

まず、その情けなさを克服しろって、僕は言ってるの。

…まだ言うか。

軍人に逆らうってことが、どういうことか分かってるの？

彼氏だからって、容赦はしないよ？

ふーん…そっか…

そんなにいじめられたいんだ…（耳元で囁く）

いーよ。分かった。

後悔しないでね。

僕の言う事を聞かなかったのが悪いんだから…


（少し間を空ける）


じゃ、両手を後ろに縛って…

慣れてる？当たり前じゃん。

僕は軍人。

敵の拘束・拷問はお手のもの。

今回の遠征も、拷問が長引いて遅くなっちゃったんだよね…

ああ、もう、謝っても遅いよ。

安心して。彼氏の君には、拷問なんてしないよ。

ちょっと、いじめてあげるだけ…

そう…

ちゃんと、僕の責めに耐えられたら…

君が、一人前になったって、僕が認めたら…

そしたら、お望み通り、いちゃいちゃしてあげる。


うん、いい目になったね…かっこいいじゃん。

でも、僕相手に、いつまでもつかな…？

それじゃ、いくよ…


ふーっ…（耳に息を吹きかける）


もう声出しちゃったの…？早くない？

まだ一回、耳をいじめただけじゃん…

だめ。声出すの禁止。


ふーっ…（耳に息を吹きかける）


…声は我慢できたけど、体が、びくって動いちゃってるよ。

だーめ…体動かすのも禁止…（耳元で囁く）


ふーっ…（耳に息を吹きかける）


はい…よくできました…

っと、あー、だめだめ。

そんな、情けない目をしてたら…

いじめてくださいって、言ってるようなものだよ…（耳元で囁く）


ふーっ…（耳に息を吹きかける）


あーあ…もう、全然ダメだね。

これじゃ、いちゃいちゃするどころか、
ろくに、僕に愛をささやく事すらままならないじゃん。

僕の拷問を受けたあの女の方が、まだ頑張って耐えてたよ。

そう…

君の事を狙って、僕の怒りを買った、隣の国の、あのバカな女…

あいつが手こずらせてくれたせいで、今回の遠征はこんなに長引いた…

あいつが、どうなったのかって…？

さあねえ？

…何？気になるの？

僕の彼氏のくせに、他の女のことが気になるの…？

あはははっ！

君さぁ…、僕に、もっといじめてほしいみたいだね…！

いいよぉ？君がそういう態度なら、僕も、いくらでも付き合ってあげる…

ううん、謝らなくたっていいよ。

僕は、君の、そんなどうしようもなく優しいところに惚れたんだから。

でもね。他の女には渡さない…

覚悟しといてね…

君が、他の女の事を気にする余裕もなくなるくらい…

僕が、ずーっと、いじめ続けてあげるから、ね。（耳元で囁く）

・台本（ゆるボイ！）
ドSでヤンデレな軍人彼女にいじめられる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
犬アキラ