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ヤンデレな男の娘と、一泊二日の温泉旅行
written by 犬アキラ
  • ショタ
  • 男の娘
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1932文字(約 6分27秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
男の娘
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あなたは、ごく普通のお人よしな男の子。
ある日、急に、同級生から、温泉の誘いがありました。
相手は、それほど話したこともない男の子。
断れない性格のあなたは、ついオーケーしてしまい…
本編
もしもーし。

突然電話してごめんね。
今、ちょっといい?

あのさ、僕、さっき、商店街の福引で、温泉旅行が当たったんだよね。
一泊二日の。すごくない?

でも、僕、一緒に行く相手がいないからさ。
良かったら、一緒に行かない?次の土日なんだけど。

いや、なんか、きみなら優しいから、
オッケーしてくれるんじゃないかな~、なんて思って。だめ?

お金はいっさいかからないから、なかなかこんな機会ないと思うんだけど。

いいの?やったぁ~!ありがとう!

せっかくの温泉だもん、無駄にしたくなかったから、助かったよ~。

じゃあ、次の土曜、駅でね。よろしくー。


(少し間を空ける)


ふぃ~~~っ!!

やっぱり露天風呂は最高だねぇ~!!

ありがとうね、急な誘いにのってくれて。

きみと僕、そんなに話したこともないのに、やっぱりきみはいいヤツだなぁ~。

え?

距離が近い?

別にいいじゃん、男同士なんだし。なんか問題ある?

んん…?

…まさかとは思うけど…ドキドキしてるんじゃないよね…?(耳元で囁く)

そりゃ、僕の顔は、そこらへんの女の子より可愛いけどさ…

それでも、僕は、男だよ?何考えてんの?

ふーっ…(耳に息を吹きかける)

あはは!!びくっとすんなよぉ!

何、マジで緊張してんの…?

へぇ…

うっわぁ…もう、きみ、ガッチガチじゃん。

…え?

いや、体の話だけど。

何、どこだと思ったの?

え、まさか、きみ…

うわ熱っ!

ああ、こら!逃げんな!!おーーい!!

(少し間を空ける)

ふーっ。ごちそうさまでした!

ご飯もめちゃくちゃおいしかったね!

いやぁ、いい旅行になったよ。

それじゃ、もう寝ますか。

電気消すよー。

ん…?

何…?

何で同じ布団に入ってくるのかって…?

うーん、まぁ、なんていうか。

僕、ちょっと、きみに、やんないといけないことがあってさ。

とりあえず、動かないでね。

あぁ、もう、動けないか…

ゴメン、ちょっと、きみのご飯に、一服(いっぷく)盛らせてもらったよ。

大丈夫、体に害はないから。

ちょっと数時間、マヒして動きづらくなるだけ。ごめんね。

何でこんなことするのかって?

いや、実はさ、僕、クラス委員長に、きみのお仕置きを頼まれてるんだよね…

きみ、こないだ、あの子に告白されて、フッたっしょ?

それで、委員長怒っちゃってさ。

思わせぶりな態度をとられて、捨てられた、ってね。

だから、痛めつけてやってくれ、だってさ。

僕はもともと委員長と仲良くしてたからね。
オッケーしてやったわけ。

まぁ、逆らうと後が怖いしね…

でもね、今日一日、きみと一緒にいて、よく分かったよ。

今回のことは、きみは何も悪くない。

きみは、ただ優しいだけの、お人よしだ。
委員長をもてあそんだりなんかしてない。

うん、あの子、ちょっとめんどうな性格だからね。
うすうす分かってはいたんだけどさ。

だから、きみにお仕置きする必要もなくなったよ。

え…?

それなのに、きみをマヒさせた理由…?

ふふっ…

いやぁ…それがさぁ…

優しいきみと一緒にいたら、
僕の方が、きみのこと好きになっちゃったんだよね~…

あはは。

でも、普通に告白しても、オーケーしてくんないと思ってさ。

だから、きみを動けなくして、僕の魅力をたっぷり教えちゃおうと思って。

実はここ、僕の親が経営してる温泉なんだよね。

うん、福引で当たったって、嘘なんだ。ごめん。

僕んち、お金持ちでさ。

ご飯への一服とかも、みんなグルなんだ。

出入り口も全部封鎖してるから、もう逃げられないよ。

…え?俺は男には興味ない…?

うん、まぁ、そう言うと思ったよ。

心配しないでいいよ。

これから、一晩で、僕に惚れさせてあげるから。(耳元で囁く)

ふーっ…(耳に息を吹きかける)

ほら、すぐびくってする…

ほんと、可愛い反応するよね…

ていうかさ…

きみ、ぶっちゃけ、もう、僕のこと、好きじゃね?(耳元で囁く)

普通、ろくに話したことない相手に温泉誘われて、行くかなぁ…?

ほら…しっかり僕の目ぇ見なよ。

…僕の顔、可愛いっしょ。

ほら…

きみの顔と、僕の顔が、近づいていくよ……

(少し間を空ける)

キスすると思った?

してあげるわけないじゃん。

僕のこと、好きじゃないんでしょ…?

…何、その残念そうな目。

キスしてほしいなら、ちゃんと、お願いしてみれば?

これから僕は、一晩中、君の耳だけをいじめ続ける。

僕のことを好きだって認めたら…

それ以上のこと、してあげるよ。(耳元で囁く)

いいじゃん。委員長にも、言い訳ができてさ。

僕のことが好きだったってことになれば、さすがのあの子も引き下がるよ。
納得はしないだろうけどね。ははっ。

……さて。きみは、何時間耐えられるだろうね。

いや、何分、かな。

もう、密着してるきみから伝わってくる心臓の鼓動が、
大変なことになっちゃってるからね。

それに、きみの…

まぁ、いいや。なんでもない。

それじゃ…

これから、きみの、そのちっぽけな価値観…ぶっ壊してあげるよ。(耳元で囁く)

あむっ。(耳を噛む)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな男の娘と、一泊二日の温泉旅行
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
犬アキラ
ライター情報
 犬アキラと申します。
 pixivにてフリー台本を書かせて頂いております。
 ヤンデレ、ボクっ娘、ダウナーなどを主に書いております。
 よろしくお願い致します。
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